小笠原、奇跡の海でイルカ、クジラと出会う旅

2017.03.18

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世界自然遺産、小笠原でイルカとクジラと遊ぼう!

東京都に一年中イルカやクジラと出会える島があるのをご存知でしょうか?小笠原諸島は日本の最南端である沖ノ鳥島と最東端の南鳥島を含む大小30余りの島々からなる海洋諸島で、人が住む島は父島と母島のふたつだけ。

太平洋の大海原に浮かぶこの島々は一度も大陸とつながったことがなく、永い歳月のあいだに生命体が独自の進化を遂げたことから「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。固有種の宝庫でもあるこの諸島は、2011年にユネスコの世界自然遺産に登録され、エコツーリズムという視点でも注目を集めています。

(2)20170318-min沖縄、奄美大島、高知、和歌山、千葉、北海道など、日本でもクジラを見られる地域がいくつかありますが、一年中クジラと会えるのは小笠原だけです。小笠原近海では20種類以上の鯨類が回遊することがわかっており、マッコウクジラは通年を通して小笠原の海で暮らします。

また、毎年冬になると出産と子育てのために温暖な小笠原の海にやってくるのがザトウクジラたち。その他、一年中イルカやゴンドウたちが島の近海を回遊しているので、いうならば小笠原はイルカやクジラの宝庫。イルカ、クジラ好きな人にとっては天国のような場所なのです。日本のホエールウォッチングの歴史も小笠原が発祥の地であることをご存知でしょうか?

(3)20170318-min1年中クジラと会える島

12月から4月ころ、ザトウクジラたちの姿を一目見ようと小笠原にはホエールウォッチングを目当てとした観光客が集まります。もともと出産、子育ての時期には比較的浅い海域で過ごすことが多いザトウクジラですが、港のすぐそばでも水深40mとなる小笠原では島のそばまで彼らが姿を現すので、迫力あふれるホエールウォッチングが体験できると人気を呼んでいるのです。

船に乗らずとも島の高台からクジラたちの様子がよく見えるので、見晴台からクジラを眺めたり、トレッキング中にブロウを繰り返すクジラの姿に遭遇することもあり、島にいる間じゅうクジラの存在を楽しめるのが冬のこの季節です。

(4)20170318-min一方、島から10kmほど沖の海域に生息するマッコウクジラに会うためには、船での遠出が必要となるため、海が落ち着いている5月から12月がシーズンとなっています。

もちろん、冬の間も海のコンディションさえ整っていればマッコウクジラを見にいくことも可能なので、小笠原滞在中にザトウクジラとマッコウクジラの両方に出会えるなんてものすごくラッキーな人がいないわけでもありません。自然が相手のことなので、すべては運次第というわけですが。

 

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