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箱根・岡田美術館で、特別展「初公開 田中一村の絵画 ―奄美を愛した孤高の画家―」が開催

2018.04.19
 

田中一村「熱帯魚三種」昭和48年(1973)  岡田美術館蔵 ©2018 Hiroshi Niiyama

神奈川県箱根・小涌谷にある岡田美術館で、田中一村・生誕110年を記念した特別展「初公開 田中一村の絵画 ―奄美を愛した孤高の画家―」が2018年4月6日(金)から開催中です。

50歳で奄美大島に移住し、69歳で亡くなるまで、亜熱帯の動植物など奄美の風物を描いた日本画家・田中一村。画材を手に入れるために、大島紬の染色工として働くなど、経済的には厳しさを極めながらも、質素な暮らしをかえって画作の糧としました。生前は無名に等しかった一村ですが、近年、その独自の画風や生き方が注目を集め、再評価が進んでいます。

今展では、岡田美術館収蔵の一村の作品すべてを初公開。奄美で制作された「白花と赤翡翠」「熱帯魚三種」のほか、最高傑作と名高い「アダンの海辺」(個人蔵・展示期間8月24日(金)〜9月24日(月・祝))が特別展示されます。

 

田中一村「白花と赤翡翠」昭和42年(1967) 岡田美術館蔵©2018 Hiroshi Niiyama

 

伊藤若冲「花卉雄鶏図」(部分)江戸時代 岡田美術館蔵

また、東京美術学校の同級生だった東山魁夷や、写生に基づく濃密な花鳥画を描いたことで共通点のある伊藤若冲、一村が学んだ中国画・文人画・琳派の作品等も併せて展示。豊富な関連作品とともに、田中一村の世界を知ることができる格好の機会となっています。

 

飲食施設「開化亭」

岡田美術館は、明治時代にこの地にあった欧米人向けホテル「開化亭」の跡地に建設された美術館。全5階・展示面積約5,000㎡という広い会場に、日本・中国・韓国を中心とする古代から現代までの美術品を常時約450点展示しています。敷地内には、約15,000㎡ある庭園や、昭和初期の日本家屋を改築した飲食施設「開化亭」、100%源泉かけ流しの足湯カフェがあり、アートを楽しんだ後はのんびりと箱根の自然を楽しめるのも嬉しいところ。首都圏からの日帰り旅行に、丁度良さそうです。

今展の会期は9月24日(月・祝)まで。日本画家としては異色な、だからこそ極めて美しい一村の世界観を覗きに、箱根までどうぞお出かけ下さい。

 

◆初公開 田中一村の絵画
―奄美を愛した孤高の画家―
場所:岡田美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
TEL:0460-87-3931
会期:2018年4月6日(金)〜9月24日(月・祝)
時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般・大学生2,800円、小中高生1,800円
庭園入園料:300円
http://www.okada-museum.com