日本語 | English | 简体中文 | 繁體中文

千年の歴史に思いをはせる京都・醍醐寺の至宝が集結。展覧会「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」

2018.09.07

重要文化財「如意輪観音坐像」平安時代、醍醐寺蔵、画像提供:奈良国立博物館、撮影:森村欣司

真言宗醍醐派の総本山として、常に歴史の表舞台 で重要な役割を果たしてきた京都洛南の名刹、醍醐寺。開山から1100余年のときを経て醍醐寺の密教美術の至宝を紹介する展覧会が、サントリー美術館で開催されます。

874年、理源大師聖宝(りげんだいししょうほう)によって開かれた醍醐寺は、真言密教のうちでも加持祈禱や修法など実践を重視する寺として発展したことで、その本尊となる彫刻や絵画、修法で用いる仏具など、開創期からの本格的な密教美術の数々が伝わってきました。

今回の展覧会では、国宝・重要文化財に指定された仏像や仏画を中心に絵画、書工芸など醍醐寺の名宝約120件を展示。ふだんは公開されない貴重な史料や書跡を通じて、平安時代から近世に至る醍醐寺の変遷を辿るものです。

国宝「薬師如来 坐像 」平安時代、醍醐寺蔵、画像提供:奈良国立博物館、撮影:佐々木香輔

展示は、「第1章 聖宝、醍醐寺を開く」、「第2章 真言密教を学び、修する」、「第3章 法脈を伝える―権力との結びつき―」、「第4章 義演、醍醐寺を再びおこす」の4章構成。展示物の中でも特に、2メートル近くの像容を誇る国宝「薬師如来および両脇侍像」や優麗な重要文化財「如意輪観音坐像(にょいりんかんのんざぞう)」、重要文化財「五大明王像」は、平安彫刻の白眉に数えられるもので必見です。このほか桃山時代に豊臣秀吉が行った有名な「醍醐の花見」に関する作品や、三宝院の襖絵、俵屋宗達による屛風など、醍醐寺をめぐる華やかな近世美術も鑑賞できる貴重な機会となります。

重要文化財「三宝院障壁画柳草花図(表書院上段之間)」安土桃山~江戸時代、醍醐寺蔵

会期中は、展覧会関連プログラムとして、仲田順和師(総本山醍醐寺座主)による記念講演会「醍醐寺が護り伝えてきたものとは」(仮)や、みうらじゅん氏(イラストレーター)といとうせいこう氏(クリエーター・作家)が出演する「仏像大使トークショー」などを開催するので、こちらも見逃せません。

 

◆京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-
会期:2018年9月19日(水)~11月11日(日)
会場:サントリー美術館
   東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
開館時間:10時~18時(※金・土および9月23日、10月7日は20時まで開館)※いずれも入館は閉館の30分前まで
入館料:入 館 料:一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料(※20名以上の団体は100円割引)
展覧会公式サイト:http://daigoji.exhn.jp/