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現代の写真表現の源流がここに。「アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション展」

2018.11.21


「白いフェンス, ニューヨーク州ポートケント,1916年 写真:ポール・ストランド 所蔵:京都国立近代美術館 ©Aperture Foundation, Inc., Paul Strand Archive

今はスマホで撮った写真を手軽にSNSにアップできる時代。写真は、現在の私たちにとって、最も身近な芸術であると言えます。そんな現代まで続く写真表現の基礎を築いた写真家たちの作品を集めた、貴重な展覧会が開かれています。

東京ミッドタウンのフジフイルム スクエアで、20181128()まで開催されている「アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション展」。京都国立近代美術館が所蔵する写真コレクション「ギルバート・コレクション」から、珠玉の作品約70点を一堂に展示しています。

1800年代に登場した当初は、絵画の代用物のように扱われていた写真。1900年代に入ると“近代写真の父”と言われる写真家、アルフレッド・スティーグリッツが中心となって、対象物をストレートに撮影する「ストレート・フォトグラフィー」という手法で絵画的な表現から独立し、写真独自の芸術を求め始めました。


「月とハーフドーム, ヨセミテ・ヴァレイ」 1960年 写真:アンセル・アダムス
所蔵:京都国立近代美術館 ©The Ansel Adams Publishing Rights Trust
 


「ヌード」 1936年 写真:エドワード・ウェストン
所蔵:京都国立近代美術館 ©Center for Creative Photography, Arizona Board of Regents

今回の写真展では、スティーグリッツとその流れを継いだイモジェン・カニンガム、アンセル・アダムス、エドワード・ウエストン、ハリー・キャラハンなど、アメリカ近代写真を代表する10人の写真家の作品を集めています。これらの作品は、アメリカ・シカゴ在住のギルバート夫妻が20年に渡って収集した中から精選された1050点を京セラ株式会社が購入し、京都国立近代美術館に寄贈したもので、「ギルバート・コレクション」と呼ばれる日本初の大規模な写真コレクションの一部です。

現代の写真表現の原点とも言える「ギルバート・コレクション」の傑作たちを、オリジナル・プリントで鑑賞することで、近代写真の歩みを知ることができる今展覧会。写真表現の本質、そして可能性を感じてみてはいかがでしょう。

 

◆アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション展
会期:2018119日(金)~1128日(水)
会場:FUJIFILM SQUARE (フジフイルム スクエア)
    東京都港区赤坂9-7-3 
時間:10:00~19:00 (入館は終了10分前まで) ※会期中無休
入場料:無料
公式サイト:http://fujifilmsquare.jp/detail/1811090123.html