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現代の美人像の原点に迫る展覧会「モダン美人誕生 岡田三郎助と近代のよそおい」

2018.12.04


岡田三郎助「ダイヤモンドの女」1908(明治41)年 福富太郎コレクション資料室蔵

美人の定義はその時代によって変わるもの。特に日本においては、西洋文化が流入した明治から太平洋戦争前の昭和初期にかけて、女性の服装や髪型などに大きな変化が起こったことを受けて、女性の美意識も転換期を迎えました。

2018128()から2019317()まで、箱根町のポーラ美術館において開催される「モダン美人誕生 岡田三郎助と近代のよそおい」は、生誕150年を迎えた洋画家、岡田三郎助の作品を中心に、近代日本のモダンな美人像がいつどのように生まれたのかを紐解いていく展覧会です。

明治から大正にかけて活躍した洋画家たちは、現代で言うクリエイティブディレクターのように最先端の流行を作り出す役割を担っていました。特に岡田は、日本初となった美人写真コンテストにも携わるなど、その作品の中で新しいタイプの美人像を次々と発表していったのです。


岡田三郎助「あやめの衣」1927(昭和2)年 ポーラ美術館蔵

 
藤島武二「女の横顔」1926-1927(大正15-昭和2)年 ポーラ美術館蔵

今回の展覧会では、岡田の傑作と言われる15点のほかに、藤島武二や鏑木清方などの絵画、当時のポスター、化粧道具など200点ほどを紹介。また、染織品コレクターでもあった岡田が、作品の中でモデルに纏わせた着物も6点展示されています。

これらの作品をながめていると、明治から昭和への時代のうねりの中で、どのように新しい美人イメージが形成されていったのか、女性の美意識の変遷を知ることができます。

平成も終わりを告げる今、この展覧会で、現代に通じる「美人イメージ」の原点を探ってみてはいかがですか。

 

◆モダン美人誕生 岡田三郎助と近代のよそおい
会期:2018128()2019317() 130()は展示替のため「モダン美人誕生」展は休室
会場:ポーラ美術館
    神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間:9001700(最終入館は1630
公式サイト:http://www.polamuseum.or.jp/sp/jmb/