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両面屏風に隠された秘密を説く「風神雷神図屛風」VR作品が再上演

2018.12.28


表面の「風神雷神図屛風」と裏面の「夏秋草図屛風」を透かすことで、 表裏の絵の関係を探る 

昨年上演されて話題となった、VR作品『風神雷神図のウラ-夏秋草図に秘めた想い-』が、2019年1月2日(水)から3月24日(日)まで、東京国立博物館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で再上演されます。

このVR作品は、江戸時代を代表するふたりの画家による両面屏風、尾形光琳筆の「風神雷神図屛風」と、その裏に描かれた酒井抱一筆の「夏秋草図屛風」の、オモテとウラの関係性について解説したもの。現在は、作品保護の観点で分割保管されている屛風を、バーチャルリアリティにより表裏一体となった往時の姿で再現しています。


酒井抱一筆、「夏秋草図屛風」 に描かれた草花ひとつひとつの細かな色使いを、大画面で鑑賞

酒井抱一は光琳を自らの師として仰ぎ、長年に渡って憧れを抱き続けましたが、晩年になって「風神雷神図屛風」の裏に絵を描くチャンスを得ました。VR作品では、自然に翻弄され、雨に濡れ風に揺れる繊細な草花を描いた「夏秋草図屛風」に託した抱一の想いをひも解き、 屛風のオモテとウラに隠された秘密に迫っています。

屛風の透かし、光の変化に応じた見え方や高精細の拡大鑑賞といった技術も導入されていることから、昨年1月の上演時に、「映像の美しさにビックリした」、「二つの作品を透かして重ね合わされたとき、見事で感動した」、「夏秋草図屛風の銀の再現が鮮やかですばらしい」など、多くの反響が寄せられたことが今回の再上演につながったとのことです。

江戸時代に生まれたこの画期的な両面屏風の秘密を知ることで、それぞれの絵に対する趣はさらに深まります。ぜひ、一度この映像体験を楽しんでみてはいかが。

 

◆VR作品「風神雷神図のウラ-夏秋草図に秘めた想い-」
上演日:2019年1月2日(水)~3月24日(日)月曜・火曜休演
会場:東京国立博物館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」
上演時間:約35分
公式サイト:http://www.toppan-vr.jp/mt/