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成田屋が受け継ぐ伝統の演目と最先端テクノロジーの融合。歌舞伎座「七月大歌舞伎」にて「通し狂言 源氏物語」を公演

2018.06.30

通し狂言源氏物語01

絶世の美男子・光源氏が繰り広げる絢爛豪華な恋絵巻「源氏物語」は、歌舞伎でも成田屋三代が演じ続けている人気の演目。役者自身も美男子と謳われた先々代の海老蔵から始まり、先代の海老蔵および團十郎が引き継いで、さらに当代・市川海老蔵が物語の世界観を広げ続けています。そんな「源氏物語」がついに、歌舞伎座に初お目見え。2018年7月5日(木)から7月29日(日)まで、「歌舞伎座百三十年 七月大歌舞伎」夜の部にて上演されます。

4年前に京都南座で初演した時から、能とオペラ、華道と融合した新しい歌舞伎の姿として話題となった当代海老蔵による「源氏物語」。七月大歌舞伎では、舞台演出に映像を組み合わせた“イマーシブ(没入型)プロジェクション”により、物語の世界をさらに拡張することに挑戦するそうです。

通し狂言源氏物語02

本公演では、演者や舞台セットにセンサーを付けてその動きを三次元解析し、体の動きに合わせてプロジェクター7台で映像を映し出します。舞台の背景スクリーンや床だけでなく、ステージ前方の紗幕や天井にまで投影され、煌びやかな源氏物語の世界が客席へ迫って来るかのような演出を実現。最先端テクノロジーとのコラボレーションによる、さらに新しい「源氏物語」が誕生するのです。

しかし、市川海老蔵が描き出したいのは、ただの絢爛豪華な世界観ではありません。情景の艶やかさが増せば増すほどに、主人公・光源氏の孤独感は鮮やかなコントラストを持って浮かび上がります。その効果を最大限に活かし、芸術性の高い演目となるよう務めると彼は語っています。さらに歴史的に初めての試みとなる宙乗りにも挑戦するそうで、否が応でも期待が高まります。

本公演の人気は非常に高く、実は既に前売りチケットは完売。ただし、当日発売の幕見席は販売予定です。演技にも演出にも磨きをかけ続ける、当代随一の人気歌舞伎役者の新しい挑戦。ぜひ、注目していただきたい公演です。

 

◆歌舞伎座「七月大歌舞伎」夜の部「通し狂言 源氏物語」
日程:2018年7月5日(木)~7月29日(日)16:30開演
※7月11日(水)、7月17日(火)は休演
劇場:歌舞伎座    
劇場住所:東京都中央区銀座4-12-15
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/569