日本語 | English | 简体中文 | 繁體中文

染織と物語で次世代へと紡ぐ能の世界。ジェイアール京都伊勢丹にて新作能「沖宮」記念イベント

2018.08.27


「沖宮」に登場する「四郎とあや」をイメージし、 植物染料で染められた絹糸 撮影/石内都 (C)Ishiuchi Miyako

日本の伝統芸能である能に新しい風を吹き込み、次世代へ永く伝えていくべきと強い想いを抱く作家と染織家が、天草を舞台とした物語と草木染めの衣装を紡いで作り上げた新作能「沖宮」。2018年2月に他界した作家・石牟礼道子氏が原作を手掛け、人間国宝の染織家・志村ふくみ氏が衣装を監修した、この「沖宮」の公演が10月から行われるのを記念し、石牟礼氏と志村氏にまつわる書籍や額装を販売するイベントが企画されています。

新作能「沖宮」は、石牟礼氏が育った熊本県天草地方を舞台として、天草四郎と幼い少女あやの死と再生の物語。2018年10月6日(土)の熊本・水前寺成趣園能楽殿を皮切りに、10月20日(土)に京都・金剛能楽堂、11月18日(日)には東京・国立能楽堂にて公演が行われます。演じるのは、代表的な流派のひとつ、京都・能楽金剛流です。

代表作『苦海浄土 わが水俣病』や詩歌、能の原作などで知られる石牟礼氏と、生前から親交が深かった染織家である志村ふくみ氏が衣装を監修。四郎とあやをイメージした色を草木によって染め上げ、手織りで能衣装へと仕上げているそうです。

 
「沖宮」記念額装 各32,400円(税込)

 この「沖宮」に込められた強いメッセージを広く伝えるべく、ジェイアール京都伊勢丹では、2018年9月5日(水)から11日(火)まで、関連書籍やコラボアイテムの販売を行います。舞台で使用される衣装の小裂を小さな額に納めた記念の額装は、すべて1点もので貴重な品。さらに、オリジナルデザインのテキスタイルで知られるブランド「ミナ ペルホネン」とコラボレーションした名刺入れや数寄屋袋なども用意されています。

9月8日(土)には、志村氏の孫にあたるアトリエシムラ代表の志村昌司氏と、演じ手である能楽金剛流若宗家・金剛龍謹氏によるスペシャルトークショーも。「沖宮」の世界にどっぷりと浸ることができるイベントです。

作家・石牟礼道子と染織家・志村ふくみ、2人が次世代へと残したい最後のメッセージ。丁寧に紡がれた衣装や物語で、その熱い想いを汲みとってみてはいかがでしょう。

 

◆新作能「沖宮」の世界〜作家・石牟礼道子×染織家・志村ふくみ〜
開催期間:2018年9月5日(水)〜9月11日(火)
会場:ジェイアール京都伊勢丹2階・特設会場
   京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
営業時間:10:00〜20:00
イベントURL:http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/1808okinomiya/