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仏様とのご縁結び儀式、高野山真言宗「結縁灌頂」を東京で初開催

2018.11.17


高野山での庭儀結縁灌頂三昧耶戒の様子

弘法大師・空海が開創し1200年余りを数える、真言密教の総本山・高野山金剛峯寺。平安時代から変わらぬ祈りと修行の山で、1000年以上前から脈々と受け継がれている秘密の儀式があるのをご存知でしょうか。仏様と自分との縁を結び、その教えを確認する「結縁灌頂(けちえんかんじょう)」という儀式です。

毎年11月、厳かなこの式に参加しようと、高野山には宗旨・宗派を問わず様々な人が列を成します。昨年までは予約制ではなかったため、開催日の朝から整理券を待つ人であふれるほどだったそう。

それが今年は、平安時代にこの儀式が始まって以来、初となる東京での開催。2018年11月23日(金)から25日(日)まで、東京・港区高輪の高野山東京別院で行われる平成最後の儀式とあって、特別な3日間となります。


東京別院「遍照殿」

結縁灌頂とは、曼陀羅に描かれたたくさんの御仏の中から自分と縁のある仏様を選び、頭頂部に大日如来の智慧の水を注いで心の中にそなわる仏の心を開く儀式。1人1人目隠しをしてシキミの華を投げ、自分とご縁を結ぶ仏様が決まります。灌頂を受けた人は、仏様や周りの人との縁を感じながら、その教えを心に刻みます。

この結縁灌頂は、高野山で行われる数々の行事の中でも特に尊い儀式であると言われ、真言宗の宗徒でなくとも誰でも受けることができるもの。これまで1200年余りの間、幾多の人々に教えを授け、心を救ってきた行事です。

また、この儀式に先立ち、23日には受者を代表して乞戒師と呼ばれる僧侶が大阿闍梨さまから三昧耶戒という密教独自の戒を授かる「庭儀結縁灌頂三昧耶戒(ていぎけちえんかんじょうさんまいやかい)」が行われます。華やかな法衣に身を包んだ僧侶が多く参列する美しい儀式で、一部ですが一般の見学が可能ですので、こちらも見逃せません。

 東京開催で広く門戸が開かれた今回の結縁灌頂。この機会にぜひ、尊い仏様とのご縁をしっかりと結んでみてはいかがでしょう。

 

◆高野山東京別院 秋季 金剛界結縁灌頂
会期:2018年11月23日(金)~25日(日)※11月23日9:30より庭儀結縁灌頂三昧耶戒が行われます。
会場:高輪結び大師 高野山東京別院
    東京都港区高輪3-15-18
公式サイト:https://kekj.info/