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新橋 ほそ川:「食の王道」vol.19 広川道助

2016.03.17

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開店当初はオーソドックスな日本料理が多く、それはそれで好感を持てるラインアップでしたが、最近はホルモンや鹿肉など、従来の日本料理にとらわれない素材にも果敢にチャレンジし、料理の幅が格段に広がった気がします。

彼が修業した神楽坂の割烹は日本料理中心の老舗ですが、常連のリクエストに応えていくうちに、コロッケや和風ブイヤベース、シチューなど、茶目っ気のある料理も出す店になりました。細川さんは当初、そこから日本料理だけを切り出していたのだと思いますが、最近になって遊び心が見えてきて、ほそ川ファンとしては嬉しい限りです。

しかも、ずっと一人で料理を作ってきましたが、最近若い料理人が入り、ランチも始めました。火曜から金曜日で一種類だけですが、小鉢や味噌汁にも手を抜かず、とても美味しい。そんなところにも細川さんの料理にかける気持ちが見えます。まずはランチからでもいいのですが、そのあとはやはり夜を訪れていただきたい。その理由としては、料理にあわせた日本酒の品ぞろえもいいからです。

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コースも用意されてはいますが、まずは「焼物の前までで三品くらいお任せで」とリクエストして、そのあとに焼物や揚物を選び、お腹の具合でその先を考えたらどうでしょうか。アラカルトの楽しみを知るようになると、日本料理の魅力はさらに増してきます。

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