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チョコレートで歌麿を愛でる 岡田美術館『歌麿・深川の雪』

2017.11.23

箱根・小涌谷にある岡田美術館は、自然と一体化した、美しい空間。5階建ての館内には、日本・中国・韓国を中心に、古代から現代までの美術品が常時約450点展示されています。 美術館にはミュージアムショップがあり、その名物はチョコレート。チョコレート愛好家の中には、わざわざ足を運んで購入する人がいるほどの人気です。
 随時、様々なチョコレートが作られていますが、最新作は、「Okada Museum Chocolate『歌麿・深川の雪』」。喜多川歌麿の最高傑作として名高い「深川の雪」をモチーフにしています。岡田美術館で2017年7月28日(金)から10月29日(日)まで、開催された特別展『歌麿大作 「深川の雪」と「吉原の花」 ―138年ぶりの夢の再会―』を記念して作られたものです。

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喜多川歌麿「深川の雪」 は岡田美術館の収蔵品で、江戸時代 享和2~文化3年(1802~06)に描かれたとされる幻の傑作。この名作をデザインに取り入れたチョコレートを作っているのが、人気ショコラティエで、岡田美術館チョコレート マスターシェフの三浦直樹さん。洗練された素材の組み合わせは、味の芸術作品と呼びたいほどです。

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2段重ねの上の段には、ゴルゴンゾーラチーズを使ったガナッシュにペッパーをきかせた「ゴルゴンゾーラチーズとベーコンチップ」、和菓子のようなやさしさの「紫芋と黒胡麻」、「アーモンドミルクとドライアプリコット」、ラズベリーとローズをあわせた華やかな「クリームチーズとベリーローズ」。

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下の段には、フリーズドライの松茸を生クリームに煮出して作ったガナッシュに和栗をあわせた「和栗と松茸」、シチリア産のピスタチオを使った「ピスタチオとシナモン」、「白トリュフと南瓜」、フレッシュバジルそのものをガナッシュに入れた香り高い「柚子とフレッシュバジル」。 思わず見とれてしまうこのデザインについて三浦シェフは「元となる原画が素晴らしいと、転写シートを使ったデザインは高級感が出ますね。『深川の雪』には多くの色が使われています。まさに当時の日本の柄ですね。原画の中から水仙の花や、赤い女性の前掛け、松竹梅などを選び取ってチョコレートに写しました。中には銀箔を散らして、雪を表現したものもあります」とお話してくれました。

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カットすると中は2層に。「カットしてから召し上がってみてください。層を見ていただくと味のイメージがわくと思います」と三浦シェフ。繊細な手作りであることがわかります。 「深川の雪」にちなんだ白いボックスを開けると、中はゴールド。ギフトにふさわしい高級感です。

これまでにも尾形光琳や伊藤若冲の名作をチョコレートで表現してきた三浦シェフ。日本が誇る繊細な美意識をチョコレートで形に。箱根から麗しく、美味なる芸術が発信されています。

 

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Okada Museum Chocolate『歌麿・深川の雪』 8個入り 4800円(税込)

岡田美術館ミュージアムショップで数量限定販売
※12月上旬入荷予定(販売期間未定、予約・配送不可) 
住所:神奈川県足柄下群箱根町小涌谷493-1
電話番号:0460-87-3931
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般・大学生 2800円、小中高生1800円
www.okada-museum.com

■日本橋三越本店のバレンタイン催事で販売
スウィーツコレクション 会期:2018年1月31日(水)~2月14日(水) 最終日18:00終了
会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場
 

文 / 市川歩美 チョコレートジャーナリスト ショコラコーディネーター