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日本橋・室町にて日本のモノ、食とめぐり合う

2018.04.17


通称仲通り。向かって左がコレド室町1、右が2。季節ごとに装飾が変わり、通るお客様の目を楽しませてくれる

戸幕府開府とともに城下町として急成長を遂げた日本橋。地域のシンボルでもある「日本橋」は、五街道の起点に定められた慶長9年(1604年)を皮切りに、全国各地から商人や職人が集まり、地域のシンボルでもあるさまざまな産業、文化が誕生しました。江戸時代の日本橋は、パリやロンドンよりも巨大な、世界屈指の都市だったと言われています。また、水運に恵まれたこともあり、多種多様な物質が集結・流通した場所でもあります。それらは、暖簾という形で代々受け継がれることもあれば、企業という形へ変化するなど、現在においてもさまざまな形で成長を続けています。

日本橋は大きく5つのエリアに分けられ、それぞれに特長があります。今回は商業と文化の街で、大手企業の本社が数多く犇めくエリアながら、歴史的建築と近代建築が共存し老舗の路地の向こうに高層ビルといったユニークな景観が楽しめる、日本橋・室町エリアをご紹介します。

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(左)夜のにぎわい。手前左にコレド室町1、後ろに2、手前右に3、と3棟からなる商業複合施設
(右)コレド室町3 はメイド・イン・ジャパンの食と暮らしを提案する商業複合施設

3棟のビル群から構成されているコレド室町。数々の店舗が集うこのコレド室町は、日本人はもとより外国人にとって、本物の日本食がワンストップで堪能できる格好のエリアなのです。

コレド室町には様々な日本食関連の老舗が出店していることをご存知でしょうか?「奥井海生堂」と1699年創立の「にんべん」は日本食通であればご存知かと思います。これまで「甘い」、「酸っぱい」、「塩辛い」、「苦い」の味の要素に加えて、日本食にとって最も重要であるもう一つの要素、「旨味」が「にんべん」の鰹節や「奥井海生堂」の昆布に多く含まれており、旨味豊かな料理作りの基盤となっています。

世界中のシェフやグルメが絶賛する 最高の包丁を手に入れられる場所の一つに、コレド室町1の1階に店を構える「日本橋木屋」があります。日本人だけでなく、世界中から訪れる多くの客人を迎え入れているこの店は、1792年に日本橋で創業し、今日では包丁や美しい日本の伝統的な生活刃物を取り扱っています。


(左)昔はどの家庭にもあった「鰹節」
(右)ショップスタッフのアドバイスも聞きながらお気に入りの一本を選べる

レド室町3の1階に位置する「鶴屋吉信」は、1803年創業の京都老舗和菓子屋。ここでは、季節の和菓子を抹茶と一緒に堪能することができるだけではなく、自分が注文した和菓子が職人によって作られていくのをカウンター越しに見ることもできます。こういったパフォーマンスが目の前で提供されるのは、国内ではここ「鶴屋吉信」だけ。 和菓子職人の鮮やかな手さばきと季節を彩った数々の和菓子に心を打たれることでしょう。

漬物愛好家にとって、コレド室町1の1階にある「西利」はまさに天国そのもの。季節に合わせた伝統的な味を大切にした漬物はもちろん、現代人の好みに合わせた面白い創作漬物も揃っています。特に注目すべきは、りんごの漬物。そのまま食べても美味しいですが、是非ヨーグルトと一緒に試してみてください。桜が好きな人には、塩漬けされた桜の花で桜茶を楽しんでもらえます。また「さくら大根」も美味しく、おすすめです。

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(左)カウンター越しに見ることができる「鶴屋吉信」の職人の作業
(右)お祝の席などでふるまわれる桜の塩漬けの桜茶

本酒は海外でとても人気があり、その消費量は増加傾向を示しています。日本でも有数な新潟の酒蔵「八海山」が営む日本酒Bar「八海山 千年こうじや」は、コレド室町2の1階に位置しています。「八海山」は日本酒のみならず、3種類の梅酒、4種類の焼酎、そしてビールや甘酒にも姿を変えます。 店内のバーでは、「八海山」の日本酒セレクションを試飲することもでき、また、今話題の麹・米・発酵をテーマにした製品も購入できます。 更に、清酒から生まれたスキンケアシリーズも揃っており、特に日本酒が配合された「ハンドクリーム」はその優しく香る酒の匂いに、ヨーロッパからのお客様も魅了されていました。 

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「八海山 千年こうじや」では日本酒のみならず、甘酒やスキンケア製品など、麹・米・発酵をテーマにした商品が美しく陳列されている

箔座日本橋」店は、人気観光地や小京都として有名な「金沢」のスピリットを感じることができる場所。金箔や金箔を施した商品が並んでおり、オリーブオイル、テーブルウェア、アクセサリーなども並んでいます。中でも金箔が配合された化粧品はとても華麗で、一際目を引くものでした。一番の推奨商品は、金箔が施されたバングル。軽いですが、存在感があり、多様なシーンで使えるデザインは、ミニマリストの旅行者にとって最適。金沢の地元のお茶、加賀棒茶や抹茶を楽しめるスペースもあり、ショッピングの合間にちょっと休憩したい人にもぴったりです。

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金沢の金箔専門店「箔座日本橋」では「伝統と革新」をコンセプトに掲げて、店頭商品も多岐にわたる

にコレド室町に精通している人には、3月20日にオープンしたばかりの劇場型&ラウンジ「水戯庵」をお勧めします。場所は、福徳神社の隣「福徳の森」の下に位置する複合施設の中。能、狂言、日本舞踊、など日本伝統芸能が頻繁に披露され、寿司や酒、お茶、甘味などの美味しい日本食と共に楽しむことができます。大いに発掘する価値がある新感覚のレストランとなっています。 江戸時代の人々が体験していたユニークな日本文化を体験できるのであれば、 忙しい時間を割いてでもこの場所を訪れる価値が十二分にあります。ここは、限られた時間の中、友人や客人と共に日本の本質を捉えることができる場所なのではないでしょうか。

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劇場型ラウンジ「水戯庵」は福徳の森の中に位置する福徳神社の下に設けられている

コレド室町
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