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「長寿の伝統食」が家庭で楽しめるレシピ本『イチから琉球料理〜家庭料理の作り方〜』が発刊

2018.06.01

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島国の中にある島国、沖縄。かつては琉球王国が栄え、そこには独自の食文化が発展していました。現在、我々が食べることができる沖縄料理の源流も、多くはこの琉球料理にあります。ラフテーやゴーヤーチャンプルーなど、県外でも有名になった料理もあり、お店や家庭で召し上がった経験がある人も多いのではないでしょうか。また、沖縄は旅行先としても人気が高く、現地の食堂やレストランなどで、琉球(沖縄)料理を楽しんだ方もいらっしゃるでしょう。

イチから琉球料理01 イチから琉球料理03
左)ゴーヤーチャンプルー(ゴーヤーの炒め物)、(右)ラフテー(豚の角煮)

そんな風に全国的に知名度が上がった一方で、沖縄県内では「琉球(沖縄)料理の作り方をよく知らない」「食べたくなったら、お店に行く」という人が増えているといいます。南国の野菜や豚肉、昆布などを上手に使うことでも知られ、気候風土にあった独特の料理がたくさんあるのに、それは随分ともったいないこと。そんな現状に危機感を抱いた琉球料理研究家による、基礎から琉球料理の作り方をまとめたレシピ本『イチから琉球料理〜家庭料理の作り方〜』が、この2018年5月に発刊されました。

著者の松本嘉代子さんは1969年に沖縄・那覇に松本料理学院を開校し、以来、学院長として、琉球をはじめとした家庭料理を指導。特に琉球料理の伝承に力を注ぎ、県下ではその道の権威として知られた方です。

「かつて長寿県として知られた沖縄を支えたのは、間違いなく食生活。伝統的な食文化を守り、料理に込めた思いを次世代に伝える一人として、この本で『琉球料理本来の作り方』をお教えしたいと考えました」と、松本学院長は語ります。

イチから琉球料理04 イチから琉球料理02
(左)魚のマース煮(塩煮)、(右)セーファン(菜飯)

掲載された料理は51品。ゴーヤーチャンプルーやラフテーもちろん、クファジューシーや足ティビチ、サーターアンダギーなど、食堂メニューの定番料理も多数紹介されています。また、ミヌダルやセーファンなど、現在の沖縄でも珍しくなった琉球宮廷料理に至るまで、材料や作り方、調味料、料理器具も含めて、丁寧に解説されているのが特徴。琉球(沖縄)料理をまったく初めて作る方にも、分かりやすい説明となっています。

沖縄出身の方にとっては懐かしい味、県外出身の方にとってはちょっとエキゾチックな味。本書は、そんな琉球(沖縄)料理を自分で作れる、最上の手引きと言えそうです。

 

 

 

 

◆『イチから琉球料理〜家庭料理の作り方〜』
著書:松本嘉代子
価格:1,500円(税別)
発行:タイムス住宅新聞社
TEL: 098-862-1155