鈴木長吉《十二の鷹》1893年(部分)シカゴ万博に出展され、日本の現代美術を世界に向けて発信した代表的作品。重要文化財に指定後、初めて大公開される本作品は見どころのひとつ。鈴木長吉《十二の鷹》1893年(部分)シカゴ万博に出展され、日本の現代美術を世界に向けて発信した代表的作品。重要文化財に指定後、初めて大公開される本作品は見どころのひとつ。

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【3/8(日)まで東京・北の丸】

2019.12.2

近代工芸に秘められた情熱に迫る「パッション20 今みておきたい工芸の想い」展

鈴木長吉《十二の鷹》1893年(部分)
シカゴ万博に出展され、日本の現代美術を世界に向けて発信した代表的作品。重要文化財に指定後、初めて大公開される本作品は見どころのひとつ。

12月20日(金)より、東京国立近代美術館工芸館で「所蔵作品展 パッション20 今みておきたい工芸の想い」展が開催される。工芸の背景にあるものとは何か。それは「パッション(情熱)」。日本の近代は工芸を通して何を感じ、どのような想いを託してきたか。工芸家の言葉や活動、出来事から20の「パッション」を抽出し、約150点もの名品によって、それぞれの局面に浮かび上がる「パッション」を紹介する。

志村ふくみ《紬織着物 水瑠璃》1976年 自然が織りなす藍の青の深さと広がりにはどこか懐かしさを覚える。 志村ふくみ《紬織着物 水瑠璃》1976年 自然が織りなす藍の青の深さと広がりにはどこか懐かしさを覚える。

志村ふくみ《紬織着物 水瑠璃》1976年

自然が織りなす藍の青の深さと広がりにはどこか懐かしさを覚える。

本展では20のパッションを日本人と自然、オン・ステージ、回転時代、伝統⇔前衛、工芸ラディカルの5つの章に分け、超絶技巧やユニークなオブジェをおり交ぜながら日本の近代工芸の変遷を辿っていく。会期中、先着20,000名に配布される『パッション・ブック』は、パッションに満ちた作家の言葉や時代背景などを美しい写真とともに紹介するセルフガイドとなっていて、作品に対する理解を立体的に深めることができる。


小名木陽一《赤い手ぶくろ》1976年 壁から突き出た巨大な姿が見る人に驚きを与える作品。だらりと垂れ下がる姿がユーモラスにさえ見える。 小名木陽一《赤い手ぶくろ》1976年 壁から突き出た巨大な姿が見る人に驚きを与える作品。だらりと垂れ下がる姿がユーモラスにさえ見える。

小名木陽一《赤い手ぶくろ》1976年

壁から突き出た巨大な姿が見る人に驚きを与える作品。だらりと垂れ下がる姿がユーモラスにさえ見える。

会場では、作家が熱い想いを注ぎながら制作する姿に映像と音で迫る『パッションムービー』も上映される。作品に実際に触れることができる体験スペースが設けられるほか、作家によるトークイベントなど開催。五感をフルに使って作品に触れることができる機会となっている。


四谷シモン《解剖学の少年》1983年 大きく広げた腹部とうるんだ目のコントラストが印象的だ。 四谷シモン《解剖学の少年》1983年 大きく広げた腹部とうるんだ目のコントラストが印象的だ。

四谷シモン《解剖学の少年》1983年

大きく広げた腹部とうるんだ目のコントラストが印象的だ。

2020年はオリンピックイヤー。世界各国と出合う時だからこそ、あらためて私たちの内側に目を向けるべき時でもある。時を同じくして、工芸館は金沢市への移転が予定されており、本展が東京で開催される最後の展示となる。ジャパン・プライドの迫力に満ちた様々な工芸美術品をこの機会に目に焼き付けておきたい。

◆「所蔵作品展 パッション20 今みておきたい工芸の想い」
2019年12月20日(金)~2020年3月8日(日)
10時~17時 (入館は閉館30分前まで)
月曜休館 (1月13日と2月24日は開館)
年末年始(12月28日~1月1日)、1月14日、2月25日 休館
一般250円(200円)
大学生130円(60円)
( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
東京国立近代美術館工芸館
東京都千代田区北の丸公園1-1

・アーティストトーク
各日14時~15時
1月13日(月・祝) 古伏脇司 (漆芸家)
1月26日(日) 須藤玲子 (テキスタイル・デザイナー)
2月23日(日) 築城則子 (染織家)
2月24日(月・休) 十三代三輪休雪 (陶芸家)

 

・撒蠟デモ&トーク(先着20名)
1月12日(日) 14時~15時30分 福本繁樹 (染色家)

 

・研究員によるギャラリートーク
各日14時~15時
1月5日(日)、2月9日(日)

 

・バッジ&トーク(各回先着50名)
各日10時30分~12時、13時~15時30分
1月19日(日)、2月16日(日)
オリジナル缶バッジ制作

 

・タッチ&トーク
会期中の毎週水曜日と土曜日 14時~15時
工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。工芸館2階にて
申込不要・参加無料 (要観覧券)

 

・Touch & Talk in English (英語タッチ&トーク)
2月15日(土) 11時~12時
2月28日(金) 14時~15時
3月6日(金) 14時~15時
3月7日(土) 11時~12時

 

※イベント内容、開催時間等、詳細情報は下記公式サイトより確認を。
公式サイト
https://www.momat.go.jp/cg/exhibition/passions2019/
東京国立近代美術館工芸館
https://www.momat.go.jp/cg/

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