綾杉地獅子牡丹蒔絵十種香箱(幸阿弥長重/作)慶安2年(1649)江戸東京博物館蔵

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【2/8(土)から東京・墨田区】

2020.1.20

東京都江戸東京博物館で開催「江戸ものづくり列伝―ニッポンの美は職人の技と心に宿る―」

綾杉地獅子牡丹蒔絵十種香箱(幸阿弥長重/作) 慶安2年(1649) 江戸東京博物館蔵

日本の伝統美術は日々の暮らしと共に発展してきたと言っても過言ではない。武士たちの精神を支え続けた武具、四季折々の行事の度に飾られてきた調度品など、職人たちの技で作り出された日本的な美は、人々の生活の中で大切に守られてきたものだ。そんな日本の伝統美術とものづくりをテーマに、江戸東京で活躍した職人たちの仕事を紹介する展覧会が開催される。

左:朱漆塗鼠嫁入蒔絵組盃(浮船/作) 江戸時代 19世紀 ベニス東洋美術館蔵右:藍鮫研出鞘脇指拵(鐔 銘 後藤光美、目貫 割際端銘 光・美、小柄・笄 無銘) 江戸時代 19世紀 ベニス東洋美術館蔵 左:朱漆塗鼠嫁入蒔絵組盃(浮船/作) 江戸時代 19世紀 ベニス東洋美術館蔵右:藍鮫研出鞘脇指拵(鐔 銘 後藤光美、目貫 割際端銘 光・美、小柄・笄 無銘) 江戸時代 19世紀 ベニス東洋美術館蔵

左:朱漆塗鼠嫁入蒔絵組盃(浮船/作) 江戸時代 19世紀 ベニス東洋美術館蔵
右:藍鮫研出鞘脇指拵(鐔 銘 後藤光美、目貫 割際端銘 光・美、小柄・笄 無銘) 江戸時代 19世紀 ベニス東洋美術館蔵

2020年2月8日(土)から4月5日(日)まで、東京都江戸東京博物館で企画されている特別展「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」は、江戸東京で活躍した名工たちにスポットを当て、その名品を紹介する展覧会だ。明治期に日本を訪れ、多くの工芸品や美術品を集めたヨーロッパ貴族のバルディ伯爵のコレクションも初来日する。

バルディ伯爵肖像 明治22年(1889) ベニス東洋美術館蔵 裃や甲冑姿の定型化した絵画に、顔の部分を本人そっくりに書き込んだもの。当時、日本土産として人気を博した。サムライ文化の蒐集を積極的に行ったバルディならではの一品。 バルディ伯爵肖像 明治22年(1889) ベニス東洋美術館蔵 裃や甲冑姿の定型化した絵画に、顔の部分を本人そっくりに書き込んだもの。当時、日本土産として人気を博した。サムライ文化の蒐集を積極的に行ったバルディならではの一品。

バルディ伯爵肖像 明治22年(1889) ベニス東洋美術館蔵
裃や甲冑姿の定型化した絵画に、顔の部分を本人そっくりに書き込んだもの。当時、日本土産として人気を博した。サムライ文化の蒐集を積極的に行ったバルディならではの一品。

本展覧会では、会場を6つに分け時代や職人別に紹介。第1章ではベニス東洋美術館に収蔵されているバルディコレクションの中から、江戸から明治の工芸品を。第2章では、江戸東京博物館収蔵品の中から幕府御用職人の手掛けた刀剣や婚礼道具などを展示する。第3章では江戸の蒔絵師・原羊遊斎と柴田是真の粋なものづくりを楽しみ、第4章では隅田川流域で栄えたやきものと鬼才の陶工・三浦乾也の足跡をたどる。第6章は葛飾北斎の弟子であり絵師から金工へ転身して活躍した府川一則の生涯と作品を初公開。第6章では、大正と昭和を生きた小林礫斎のミニチュア工芸の世界をじっくりと堪能。彼らの技と美意識の融合を、ていねいに見せていく構成だ。

左:山水図巻(葛飾北斎/画) 江戸時代 19世紀 島根県立美術館蔵(展示期間:2月8日〜3月8日) 右:桑箪笥(小林礫斎/作) 大正~昭和時代 20世紀 江戸東京博物館蔵 左:山水図巻(葛飾北斎/画) 江戸時代 19世紀 島根県立美術館蔵(展示期間:2月8日〜3月8日) 右:桑箪笥(小林礫斎/作) 大正~昭和時代 20世紀 江戸東京博物館蔵

左:山水図巻(葛飾北斎/画) 江戸時代 19世紀 島根県立美術館蔵(展示期間:2月8日〜3月8日)
右:桑箪笥(小林礫斎/作) 大正~昭和時代 20世紀 江戸東京博物館蔵


音声ガイドのナビゲーターを務めるのは、2020年2月に6代目神田伯山を襲名する人気講談師・神田松之丞。松之丞の軽快で巧みな話術で、ものづくりの粋が語られるのも、すでに話題となっている。折しもオリンピックイヤーとなる2020年、日本の美意識やものづくりの粋を改めて発見し、世界へアピールする契機となるだろう。

◆「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」
2020年2月8日(土)〜4月5日(日)
東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 ※会期中に一部展示品の入れ替えがあり。
東京都墨田区横網1-4-1
9:30〜17:30 ※土曜日は19:30まで(入館は閉館の30分前まで)
月曜、および2月25日(火)休館 ※ただし2月24日は開館
特別展専用券 一般 1,100円、大学生・専門学校生 880円、小学生・中学生・高校生・65歳以上 550円
特別展・常設展共通券 一般 1,360円、大学生・専門学校生 1,090円、中学生(都外)・高校生・65歳以上 680円
※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展示室観覧料が無料のため、共通券なし。
特別展前売券 一般900円、大学生・専門学校生680円、小学生・中学生・高校生・65歳以上350円

※イベント内容、お申し込み、開催時間等、詳細情報は下記公式サイトより確認を。
03-3626-9974(代表)
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp

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