川瀬巴水《池上市之倉(夕陽)》川瀬巴水《池上市之倉(夕陽)》

Events

【10/2(土)〜12/26(日)まで 東京・新宿】

2021.9.29

「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」

川瀬巴水《池上市之倉(夕陽)》 東京二十景 1928(昭和3)年 木版、紙/渡邊木版美術画舗

大正から昭和にかけて活躍し、旅情詩人と呼ばれた版画家、川瀬巴水の回顧展が、SOMPO美術館にて2021年10月2日(土)から12月26日(日)まで開催される。

川瀬巴水《古ま形河岸》 川瀬巴水《古ま形河岸》

川瀬巴水《こま形河岸》 東京十二題 1919(大正8)年 初夏 木版、紙/渡邊木版美術画舗

近代化の波が押し寄せ、街や風景が目まぐるしく変化していく時代に、日本各地を旅しながら四季折々の風景を描き続けた川瀬巴水。彼が残した風景版画は、郷愁や安らぎをもたらす木版画として、今なお多くのファンを魅了し続けている。

川瀬巴水《芝増上寺》 川瀬巴水《芝増上寺》

川瀬巴水《芝増上寺》東京二十景 1925(大正14)年 木版、紙 渡邊木版美術画舗

本展では、600点を超える木版画作品の中から厳選した約280点を展示。会期中は前期、後期と一部作品が入れ替わるため、訪れるたびに新しい作品に出会うことができる。さらに、『東京二十景』『日本風景選集』など、代表的なシリーズを可能な限りまるごと展示。旅するような感覚で、シリーズ鑑賞の醍醐味が味わえるのも魅力だ。


川瀬巴水《馬込の月》 川瀬巴水《馬込の月》

川瀬巴水《馬込の月》東京二十景 1930(昭和5)年 木版、紙

また、木版画のもとになった写生帖や、木版画制作のプロセスがわかる順序摺、制作に使用した版木、巴水の制作風景を撮影した記録映像などの資料も展示され、木版画の世界を多角的に紹介する試みも見どころのひとつ。

《月嶋の渡舟場》 東京十二ヶ月 《月嶋の渡舟場》 東京十二ヶ月

《月嶋の渡舟場》 東京十二ヶ月 1921(大正10)年10月 木版、紙

盟友、渡邊庄三郎とともに、「新版画」の旗手として抒情あふれる作品を数多く残した川瀬巴水。初期から晩年までの木版画が一堂に会するこの機会に、その足跡を振り返ってみては。

◆川瀬巴水 旅と郷愁の風景

日時指定入場制
※事前に美術館ホームページより日時指定のオンラインチケットをご購入ください。

【会場】SOMPO美術館(東京都新宿区西新宿1-26-1)
【会期】2021年10月2日(土)~12月26日(日)
※会期中に一部展示替えあり 【前期】10月2日~11月14日 【後期】11月17日~12月26日
【休館日】月曜日、11月16日(火)
【開館時間】10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
【料金】オンラインチケット 一般:1,300円、大学生:1,000円
    当日窓口チケット 一般:1,500円、大学生:1,100円
高校生以下、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方はご本人とその介助者1名は無 料、被爆者健康手帳をお持ちの方はご本人のみ無料です(いずれも要予約、入場時要証明)。
※時間枠の定員に空きがある場合に限り、美術館受付で当日窓口チケットを販売します。 

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