今なお世界中で愛され続けるいたずら好きなウサギ、ピーターラビット。1902年にフレデリック・ウォーン社*から刊行されたシリーズ第一作『ピーターラビットのおはなし』の出版120周年を記念した展覧会が、東京、大阪、静岡の三都市で開催される。
*フレデリック・ウォーン社はThe World of Peter RabbitTMのブランドオーナーです。


《ノエル・ムーア宛ての絵手紙》ビアトリクス・ポター 1893年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 ピアーソンPLC © Victoria & Albert Museum, London, 2015
2022年6月19日(日)まで開催中の東京・世田谷美術館に続き、2022年7月2日(土)からは、大阪・あべのハルカス美術館での展示がスタート。見どころのひとつが、作品の原点である《ノエル・ムーア宛の絵手紙》の直筆オリジナル。作者のビアトリクス・ポター™が「ピーターラビット」シリーズを描くきっかけとなった絵手紙や貴重なウサギのスケッチが、日本初公開される。


(左)《『ピーターラビットのおはなし』挿絵原画》ビアトリクス・ポター 1902年 ウォーン・アーカイブ/フレデリック・ウォーン社 © Frederick Warne & Co. Ltd, 2017
(右)《『ピーターラビットのおはなし』挿絵原画》ビアトリクス・ポター 1902年 ウォーン・アーカイブ/フレデリック・ウォーン社 © Frederick Warne & Co. Ltd, 2017
さらに、シリーズ最初の絵本『ピーターラビットのおはなし』の彩色画を一堂に展示。日本初公開の原画を含む彩色画全点を紹介し、作者が当初思い描いた絵本のすがたを再現している。


《ピーターラビットのぬいぐるみ》 シュタイフ社 1905年 ウォーン・アーカイブ/フレデリック・ウォーン社 © Frederick Warne & Co. Ltd, 2015
ほかにも、日本初公開のイラストレーション、私家版、貴重な関連アイテムなど約170点を公開。なかでも注目したいのが、作者自らが監修したピーターラビットのぬいぐるみなど、100年以上前に作られた貴重なアイテム。ビアトリクスは、絵本のキャラクターを商品化するための特許を取得した最初の人物だとされ、絵本の出版にとどまらず、生涯にわたり様々な関連商品を手掛けてきた。本展では、こうした滅多にお目にかかれない品々も展示される。
大阪展の終了後は、静岡市美術館での開催を予定。ピーターラビットの誕生前夜から今日に至るまでの歩みを振り返り、メモリアルイヤーを盛大にお祝いする展覧会へ、ぜひ足を運んでみては。
◆「出版120周年 ピーターラビット™展」
【会期】2022年7月2日(土)~9月4日(日)
【会場】あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階)
【休館日】7/4(月)、7/11(月)
【開館時間】火~金 10:00~20:00(入場は19:30まで)、月土日祝 10:00~18:00(入場は17:30まで)
【入館料】一般 1,600円(1,400円)、大高生 1,200円(1,000円)、中小生 500円(300円)
※カッコ内は前売り・15名様以上の団体料金
※前売券は7月1日まで(金)までプレイガイドなどで販売


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