毎年、広大な庭園に色鮮やかなツツジが咲き誇り、富士山や芦ノ湖をバックに絢爛たる景色が広がる箱根・芦ノ湖畔の「小田急 山のホテル」にて、恒例の「つつじ・しゃくなげフェア2022」を開催。期間中は、色とりどりのツツジが咲く庭園を一般に開放。ツツジやシャクナゲの苗木の販売や、俳句募集も実施される。


「小田急 山のホテル」の庭園は、三菱財閥4代目総帥の岩﨑小彌太男爵が別邸を建てた由緒ある地にあり、別邸時代には、ツツジやシャクナゲの花が庭園を埋め尽くしていたという。その庭園は、「小田急 山のホテル」のオープン後から現在に至るまで受け継がれ、今なお美しい光景を見せている。


(左)「紫麾(むらさきざい)」調査した研究者も咲いているのを初めて見たというほど珍しい、雄しべのない八重咲きのツツジ。(右)「白万葉(しろまんよう)」花の中に花が咲く万葉咲きのツツジ。
30の古品種を含む、84種類約3,000株のツツジが咲く庭園は、公益社団法人 日本植物園協会の「ナショナルコレクション」に認定された。これは「野生種、栽培種に関わらず、日本で栽培されている文化財、遺伝資源として貴重な植物を守り後世に伝えていく」ことを目的とした植物コレクションの認定、保全の制度で、「小田急 山のホテル 庭園のツツジ」は、周囲の景観とともに次世代に残すべき価値あるコレクションとして認められたという。


(左)岩﨑小彌太男爵が日本で初めて輸入した西洋シャクナゲとされる「ゴーマー・ウォータラー」。(右)「アール・オブ・アスロン」
後世に伝えるべき庭園をぜひ見てほしいとの思いから、今年から小学生以下の見学料が無料となったので、家族を誘って足を運んでみてはいかがだろう。
◆「つつじ・しゃくなげフェア 2022」
【開催期間】開催中~5月下旬
(ツツジの開花状況により、開催期間が変更となる場合があります。)
【庭園見学時間】9:00~17:00
【庭園見学料】1,000円(ツツジ開花中のみ)※小学生以下無料
【花の見頃】ツツジ:5月上旬~中旬 シャクナゲ:5月上旬~下旬
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