尾形月耕「美人花競 秋海棠」尾形月耕「美人花競 秋海棠」

Events

【7/26(火)〜8/28(日) 山口・山口県立萩美術館・浦上記念館】

2022.7.25

「尾形月耕の美人画」

尾形月耕「美人花競 秋海棠」 大判錦絵 明治20年代 (1887~1896)

山口県立萩美術館・浦上記念館にて、錦絵の終焉期に活躍した尾形月耕の浮世絵を展示する「尾形月耕の美人画」を開催。会期は2022年7月26日(火)から8月28日(日)まで。


安政6年、江戸に生まれた尾形月耕は独学で絵を学び、輸出用工芸品の下絵職人などを経た後、明治時代には雑誌の挿絵画家として活躍。新たな大衆メディアである新聞挿絵では、水野年方とともに双璧をなす存在であった。肉筆画も手がけて日本美術協会、各博覧会などに出品し、明治31年(1898)創立の日本美術院に参加して同人となり、町絵師から日本画家へと転身した。本展では、尾形月耕の美人画を中心に、作品を展示する。


溪斎英泉 「木曾路駅 野尻 伊奈川橋遠景」 溪斎英泉 「木曾路駅 野尻 伊奈川橋遠景」

溪斎英泉 「木曾路駅 野尻 伊奈川橋遠景」 天保6~7年(1835~1836)頃 横大判錦絵


葛飾北斎 「富嶽三十六景 凱風快晴」 葛飾北斎 「富嶽三十六景 凱風快晴」

葛飾北斎 「富嶽三十六景 凱風快晴」 天保2~5年(1831 1834) 横大判錦絵


また館内の「特選鑑賞室」では、所蔵する浮世絵版画の名品を毎月1点ずつ紹介。7月は、溪斎英泉「木曾路駅 野尻 伊奈川橋遠景」。8月は、葛飾北斎が富士山の諸相を描いた「富嶽三十六景 甲州三坂水面」。9月には葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」を鑑賞できる。


風光明媚な山口県萩市にある山口県立萩美術館・浦上記念館は、浮世絵、東洋陶磁、陶芸・工芸を専門とする美術館。石造のモダンな本館の建築は丹下健三によるものであり、外国人観光客向旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、県内最高ランクの二つ星の観光施設として紹介されている。萩市の中心に位置し、市内観光の起点としても便利なので、気軽に訪れてほしい。


◆「尾形月耕の美人画」
【会期】2022年7月26日(火)~8月28日(日)
【会場】山口県立萩美術館・浦上記念館 展示室1 〈浮世絵〉(山口県萩市平安古町586-1)
【時間】9:00~17:00(最終入場時間 16:30)
【休館日】月曜日(祝日・休日・第一月曜日は開館)、祝日・休日で開館した月曜日の翌平日、年末年始、展示替え期間
※展覧会によって変更されることがあります。
【観覧料】一般 300(240)円、学生 200(160)円
※70歳以上と18歳以下の方、および高等学校、中等教育学校、 特別支援学校に在学する生徒は無料。
※( )内は20名以上の団体料金。
※特別展示は展覧会によって観覧料が異なります。
※身体障害者手帳、戦傷病者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を所持されている方および、その介護者(1名)は無料。

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