京都国立博物館にて、京都にゆかりのある各時代の名品を通して京の茶の湯文化を紹介する特別展「京に生きる文化 茶の湯」が、10月8日(土)から12月4日(日)まで開催される。


国宝「観楓図屏風」 狩野秀頼筆 東京国立博物館(画像提供:東京国立博物館)
10/8~10/23展示


重要文化財「青磁茶碗 銘馬蝗絆」 東京国立博物館(画像提供:東京国立博物館) 通期展示
最大の見どころは、国宝や重要文化財など茶の湯の名品の数々だ。11月3日(木)から6日(日)の4日間限定で公開される国宝「桃鳩図」をはじめ、茶の湯の茶碗の最高位ともよばれる国宝「大井戸茶碗 銘喜左衛門」 、秀吉が愛用したとされる重要文化財「大井戸茶碗 銘筒井筒」 、さらに10月8日(土)から23日(日)まで公開される京都・龍光院所蔵の国宝「曜変天目」など、伝世の名品が集結する。


「唐物文琳茶入 酸漿文琳」 通期展示


国宝「志野茶碗 銘卯花墻」 三井記念美術館 通期展示
7章構成の展示では、奈良時代に中国から日本へと持ち込まれた喫茶文化との出会いにはじまり、わび茶の誕生と町衆文化、そのわび茶を完成させた千利休の時代、江戸時代に広がった煎茶まで、各時代ごとの茶の湯文化を解説。さらに、建仁寺方丈での四頭茶礼の様子を名品で再現したり、秀吉の「黄金の茶室」、利休の「わびの茶室」を再現したりと、時代ごとの喫茶の場を体感できる展示も登場する。


重要文化財「阿国歌舞伎図屏風」 京都国立博物館 後期展示(11/8~12/4展示)
連綿と守り継がれた茶の湯の歴史と、茶人たちの美意識に触れられる特別展。貴重な名品も集まるこの機会を、どうかお見逃しなく。
◆特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」
【会期】10月8日(土)~12月4日(日)
[前期展示]10月8日(土)~11月6日(日)
[後期展示]11月8日(火)~12月4日(日)
【会場】京都国立博物館(京都府京都市東山区茶屋町 527)
【休館日】月曜日(ただし10月10日は開館、翌11日は休館)
【開館時間】9:00~17:30
(金・土は20:00まで開館、入館は閉館30分前まで)
【観覧料】一般 1,800円、大学生 1,200円、高校生 700円
※中学生以下、障害者手帳等をご提示の方とその介護者1名は無料(要証明)
※大学生・高校生の方は学生証をご提示ください
※展示室内が混雑した際は、入場を制限する場合があります
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