そごう美術館にて「日本の切り絵 7人のミューズ」が、2月4日(土)から3月19日(日)まで開催される。
「切り絵」とは、紙をハサミやナイフなどで切り抜き、貼ることによって絵を描いてゆく技法のひとつ。カットによって生まれる切り口(線や断面)を活かすことで、絵の具で描くのとはまた違う独特な効果が生み出される。




筑紫ゆうな《無題》2021年
本展では、アプローチも画風もさまざまな、日本を代表する女性の切り絵作家7人の100点を超える作品を展示。小さなハサミだけを使い、まるで繊細なレース編みのような作品を創り上げる「蒼山日菜」。切り絵の概念を超えた立体的で重層的かつ精緻な作品を特徴とする「SouMa(ソウマ)」。丹念に切り取ったパーツに絵具やパステルで着彩することで、ユーモラスで不思議な作品を組み立てる「筑紫ゆうな」。


福井利佐《幽玄美 of能「化身」》(部分) photo: Yoshihito Sasaguchi, make-up: UDA [mekashi project]


切り剣Masayo《昴然(孔雀)》2019年
高度なデッサン力に裏打ちされた曲線描写と、大胆な構図の力強い作品を生み出す「福井利佐」。生き物をテーマに、一枚の紙から生み出されたとは信じ難い立体感と生命力あふれる作品を手がける「切り剣Masayo」。郷里の八女手漉き和紙を使い、季節の草花や動物を切り出す「松原真紀」。そして、切り絵作家の第一人者である「柳沢京子」。


松原真紀《メイさんの日》2020年
ひとくくり切り絵とは呼べないほどバラエティに富んだ7人の作家の作品を通して、現代日本の切り絵の、繊細で華麗な世界に触れてみてはいかがだろうか。
◆日本の切り絵 7人のミューズ
【会期】2023年2月4日(土)~3月19日(日)
【会場】そごう美術館(神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階)
【時間】10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
※2月16日(木)は19時閉館。
※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合があります
【休館日】会期中無休
【観覧料】一般1,200円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料
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