アルフォンス・ ミュシャ《夜明け》アルフォンス・ ミュシャ《夜明け》

Events

【4/7(金)〜6/4(日) 東京・八王子市夢美術館】

2023.3.23

特別展「アルフォンス・ミュシャ展」

《夜明け》1899年 OGATAコレクション

19世紀末パリのベル・エポックを彩り、アール・ヌーヴォーを牽引したアルフォンス・ ミュシャの作品400点余りを紹介する「アルフォンス・ミュシャ展」が、八王子市夢美術館にて開催される。会期は4月7日(金)から6月4日(日)まで。


アルフォンス・ミュシャ《スラヴ叙事詩展》 アルフォンス・ミュシャ《スラヴ叙事詩展》

《スラヴ叙事詩展》1928年 OGATAコレクション


現在のチェコ共和国に生まれ、パリで名高い女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」の宣伝用ポスターを手掛けたことで、一躍時代の寵児となったアルフォンス・ ミュシャ。優美な女性像と草花の有機的な曲線美を活かしたデザインは絶大な人気を集め「ミュシャ・スタイル」としてひとつのジャンルを確立。アール・ヌ ーヴォーを代表する芸術家にまで昇りつめた。


アルフォンス・ミュシャ《ジスモンダ》 アルフォンス・ミュシャ《ジスモンダ》

《ジスモンダ》1895年 OGATAコレクション


彼の功績はこれにとどまらない。サラとの仕事で名を馳せたミュシャのもとには、ポスターだけでなく様々なデザインの依頼が殺到。とりわけ装飾パネルは、リトグラフで制作することで大量生産と安価での販売が可能となり、富裕層の特権であった芸術を一般市民にまで広める役割を果たした。


アルフォンス・ミュシャ《装飾資料集》 アルフォンス・ミュシャ《装飾資料集》

《装飾資料集》PL29 1902年 OGATAコレクション


本展では、パリ時代の華やかなポスター画や装飾パネルをはじめ、画学生の手引きになるようにと制作された『装飾資料集』などを中心に、祖国発展のため手がけた切手や紙幣のデザイン、さらにスラブ民族の歴史を描いた傑作《スラヴ叙事詩》のパネルなどを通して、後半生を捧げた祖国チェコへの献身にも焦点を当てる。


アルフォンス・ミュシャ《1918-1928 独立10周年》 アルフォンス・ミュシャ《1918-1928 独立10周年》

《1918-1928 独立10周年》1928年 OGATAコレクション


終生にわたり「民衆のための芸術」という信念を貫いたアルフォンス・ミュシャの魅力を紐解く展覧会。この機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

 

◆特別展「アルフォンス・ミュシャ展」
【会期】4月7日(金)~6月4日(日)
【会場】八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F)
【休館日】月曜日
【開館時間】10:00~19:00(入館は18:30まで)
【観覧料】一般 800円、学生(高校生以上)・65歳以上 400円、中学生以下無料

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