兵庫県ゆかりの洋画家、金山平三の生誕140年を記念した展覧会「ある画家の肖像 日本近代洋画の巨匠 金山平三と同時代の画家たち」が、6月3日(土)から7月23日(日)まで、兵庫県立美術館で開催される。


金山平三 《自画像》1909 年 油彩・キャンバス 東京藝術大学蔵
神戸元町に生まれた金山平三は、四季折々にさまざまな表情をみせる日本の自然風土を、傑出した筆づかいと豊かな色彩で描き続けた。


金山平三 《雪と人》1924−33 年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵


金山平三 《無題(大序・段切れ)》 1928−60 年 油彩・紙 兵庫県立美術館蔵
風景画家としてのイメージが強いが、静物画や人物画も描き、また明治神宮聖徳記念絵画館に設置する壁画や、瞬間の動きを的確に捉えるという、画家としての観察力がいかんなく発揮された芝居絵など、多彩な仕事を手掛けたことでも知られる。


金山平三 《菊》1921 年頃 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵
本展は、激動の20世紀前半を真摯に絵画と向き合い、近代日本美術に大きな功績を残した画家、金山平三の創作の軌跡を数々の作品を通じてたどるほか、今まで取り上げることがなかった交友関係にもフォーカス。


金山平三 《栗》1917−34 年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵
これまでの回顧展には出品されなかった珍しい作品もまじえ、金山平三作品の真の「歩み」を紹介する展覧会。この機会に、ぜひ足を運んでみては。
◆「出会いと、旅と、人生と。ある画家の肖像 日本近代洋画の巨匠 金山平三と同時代の画家たち 」
【会期】2023年6月3日(土)~7月23日(日)
【開館時間】10:00~18:00
※入場は閉館の30分前まで
【休館日】月曜日
※ただし7月17日(月・祝)は開館、翌18日(火)は休館
【会場】兵庫県立美術館 3 階企画展示室(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
【観覧料】一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生以下 無料、70歳以上 800円
※障がいのある方1名につき、介助者1名まで無料
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