チームラボが “西の比叡山” 書寫山圓教寺(姫路)にて「存在とは何か」を問う展覧会 「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」を2023年12月3日まで開催中。
会場は、平安時代から一千余年の歴史を刻む名刹・書寫山圓教寺の三之堂を構成する伽藍のひと つであり、後白河法皇の勅願により創建された国指定重要文化財「食堂(じきどう)」。2階建の仏堂としては日本の指定文化財の中で最大規模となる建物の1階、全長約38mの空間が、チームラボによる最新のアート空間となる。


チームラボ《我々の中にある巨大火花》© チームラボ
近年「生命とは何か?」そして「存在とは何か?」という大きな問いをテーマに制作に取組んでいるチームラボ。本展で展示されるのは、物質的には存在しないはずの光の造形や輝きを見る者に知覚させる《我々の中にある巨大火花》、《質量のない太陽、歪んだ空間》という二つの作品。これらを通じて、今、目に見えている世界がそこに存在しているとは限らないということ。つまり、見えている世界とは、それを見ている者の認知の中にだけ存在しているということを鑑賞者に気づかせてくれる。
世界は私達の外に独立してあるのではなく、私達の中にあるものとして存在している――。書寫山圓教寺に浮かび上がる光の球体が、「生命」と「存在」という普遍的な問いをめぐる思索へと私達を誘ってくれるはずだ。
◆「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」
【会期】開催中~2023年12月3日(日)
【会場】書寫山圓教寺 三之堂 食堂1階
【時間】10:00~15:45(最終入場15:30)
【入場料】一般 500円、高校・大学生 200円、小中学生 100円、未就学児無料
※別途志納金が必要です。
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。