京都国立近代美術館にて、前衛陶芸家集団「走泥社」の前半期に焦点を当てた「開館60周年記念 走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」が開催される。会期は2023年9月24日(日)まで。


鈴木治《作品》1954年 個人蔵
八木一夫、叶哲夫、山田光、松井美介、鈴木治の5人によって1948年に結成された走泥社は、陶によるオブジェを世間に認知させ、陶芸固有の表現世界を切り開くなど、長年にわたり日本の陶芸界を牽引してきた。


山田光《作品》 1957年 岐阜県美術館蔵
本展では、50年という活動期間の中でも、日本陶芸界において重要な役割を果たした前半期である1973年までにフォーカス。さらに、走泥社と同時期に前衛陶芸を牽引した四耕会やパブロ・ピカソ、イサム・ノグチの作品、また陶彫の辻晉堂など、走泥社以外の団体や作家も展示。約180点の作品および関連資料を通じて、前衛陶芸が生まれた時代を振り返る。


森里忠男《作品B》1955年 個人蔵
集団解散後初となる本格的な走泥社展であり、その活動の意味を再検証する展覧会。この機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
◆「開館60周年記念 走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」
【会期】2023年7月19日(水)~9月24日(日)
【会場】京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)
【開館時間】10:00~18:00(金曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
【休館日】月曜日
※ただし、8月14日(月)、9月18日(月・祝)は開館
【観覧料】一般 1,700円、大学生 1,100円、高校生 600円
※中学生以下、母子・父子家庭の世帯員の方、心身に障害のある方とその付添者1名は無料(入館の際に証明できるものをご提示ください)
※本料金でコレクション展もご覧いただけます
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