世田谷美術館にて、「マルク・シャガール 版にしるした光の詩(うた) 神奈川県立近代美術館コレクションから」が、2023年8月27日(日)まで開催中。神奈川県立近代美術館の望月コレクションから厳選したマルク・シャガールの版画作品、約140点を展示する。


会場風景 提供:世田谷美術館
「愛の画家」として知られ、20世紀を代表するアーティストのひとりとなったマルク・シャガールは、絵画のかたわら版画制作にも熱心に取り組み、2,000点以上の作品を手がけた。本展では、6つの版画集から厳選した作品をタイトルごとに紹介。技法ごとの表現の違いや題材、制作の背景などに注目しながら、その魅力に迫る。


会場風景 提供:世田谷美術館
シャガールは、目指した色彩が出ない場合は版画集の出版をとりやめたこともあるほど、色彩表現に並々ならぬこだわりを持っていたが、神奈川県立近代美術館のコレクションの版画作品は、非常に状態がよく、響き合う色彩の繊細なニュアンスを当時のままに、じっくりと堪能することができる。また、版画集の作品は詩や物語とともに表現されるものであることから、絵の部分だけを展示するのではなく、絵とともにある詩や物語のあらすじもわかりやすく紹介。版画が表現している世界観をより深く理解できるような展示構成となっている。


世田谷美術館
絵画に通ずる部分はありながらも、ひと味違う独特の表現と味わいが刻まれているマルク・シャガールの版画作品。版画史の観点においても非常に重要な足跡を残した作品の数々を、ぜひ鑑賞してみてはいかがだろうか。
◆「マルク・シャガール 版にしるした光の詩(うた) 神奈川県立近代美術館コレクションから」
【会期】2023年7月1日(土)~2023年8月27日(日)
【会場】世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1-2)
【時間】10:00~18:00(最終入場時間 17:30)
【休館日】毎週月曜日
※ただし7月17日(月・祝)は開館、7月18日(火)は休館
【観覧料】一般 1,200円、65歳以上 1,000円、大高生 800円、中小生 500円、未就学児無料
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