日本の手仕事の素晴らしさを紹介する「銀座もとじ 和染」にて、多芸多才の芸術家・片岡鶴太郎が初めて手がけた「額裏(羽織の裏地)」の特別展示を開催。10月12日(木)~18日(水)の期間、限定15点が展示される。


「額裏」は、江戸時代に表立って派手な着物を着ることができなかった町人たちが見えない羽織の裏地に豪華な絵柄を付けることで遊び心を表現し、競い合ったと言われている。


額裏に初挑戦したという片岡鶴太郎は、紙に描く墨彩画のごとく、滲みや色の濃淡、線の強弱を筆のストロークで大胆かつ繊細に表現。


今回展示される15点は、その素描した原画に東京友禅作家の生駒暉夫が地染めを施したもの。片岡ならではの活き活きとした感性が布の上でも存分に発揮され、観る者に語りかけてくるような躍動感あふれる額裏に仕上がっている。


見えない部分にこそこだわりを持つ男の美学を、片岡流に表現した独創的な額裏は必見。羽織の裏地として装うのはもちろんのこと、アートとして額に入れて飾るなど、日常に取り入れるのもおすすめだ。
◆男の粋は羽織の裏 ~片岡鶴太郎、男の粋を描く~
【期間】2023年10月12日(木)~18日(水)11:00~19:00
【会場】銀座もとじ 和染(東京都中央区銀座4-8-12)
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