京都府左京区岡崎にある山科伯爵邸 源鳳院で、2024年5月25日に「不退の行法~東大寺二月堂のお水取り」をテーマとする宮廷文化講座が開催される。
京都源鳳院は、1920年山科言綏(ときまさ)伯爵により建築された旧公家の邸で、2020年には築100年を迎えた歴史ある建物。山科家は公家の家職として(宮廷)装束の調達と着装をする「衣紋道 山科流」を現在に伝えるとともに、宮中の文化を現代に継承しており、源鳳院は、プライベートガーデン付きの離れと母屋の二棟の計4部屋の宿泊施設となっているほか、宮廷文化や仏教儀礼を紐解く講座などを行う文化施設となっている。
2024年5月25日に開催される「不退の行法~東大寺二月堂のお水取り」は、1270年を超える長い歴史を持つ「お水取り(修二会)」の真実に迫り、「不退の行法」として数々の困難を乗り越えながら続けられてきた儀式を紐解く。
講師を務めるのは、東大寺塔頭宝珠院住職である佐保山暁祥氏。て古代から連綿と続く儀礼を引き継ぐ当事者として、普段は聞くことのできない話が披露される。また今回の講座の監修には、衣紋道山科流30代後嗣の山科言親氏が行う。
東大寺塔頭宝珠院住職 佐保山暁祥
華厳宗大本山東大寺塔頭 宝珠院住職。
12歳で入寺し、16歳で得度をあげる。現在、東大寺録事、総合文化センター副総長を経て東大寺学園中学、高校常任理事と東大寺学園幼稚園園長を務める。本年の修二会では練行衆の堂司を担当。
衣紋道山科流30代後嗣 山科言親
衣紋道山科流若宗家。
現在、一般社団法人山科有職研究所代表、同志社大学宮廷文化研究センター研究員を務める。三勅祭「春日祭」「賀茂祭」「石清水祭」や「令和の御大礼」にて着装を担当。
京都の歴史に触れる特別な時間と体験を過ごしてはいかが。
◆不退の行法~東大寺二月堂のお水取り
【期間】2024年5月25日 (土)
【場所】京都源鳳院
京都府京都市左京区岡崎法勝寺町77
【時間】1部 13時開場・13時半開演(~15時15分終了予定)
2部 16時開場・16時半開演(~18時15分終了予定)
(1部と2部の構成は同じ)
【料金】各回8,000円
※お水取りの時に練行衆が使用する「薬湯」のお土産付。
※お席に限りがございますため、応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。予めご了承ください。
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