“シノゴ”と呼ばれる4×5のフィールドカメラ（大判カメラ）を使用し、人物や風景などをミニチュアのように撮影する独特のスタイルを確立した写真家、本城直季の写真展「Small Cruise」が、虎ノ門のart cruise gallery by Baycrew’sで8月22日（木）まで開催中。
数多くのアパレルブランドを手掛ける株式会社ベイクルーズが運営するアートギャラリー、art cruise gallery by Baycrew’sで開催される本展では、本城直季の代表作『small planet』をはじめ、『東京』『京都』『tohoku311』『plastic nature』 『kenya』などの写真集から年代、エリア、テーマを定めず横断して作品をピックアップ。
© Naoki Honjo / Stockholm, Sweden, 2004
しばしば「虚構」「非現実」など、クールな言葉で表現される本城氏の写真作品だが、その一方で表面的な情報が省略されることで物事の本質を浮き彫りにする側面も。
© Naoki Honjo / shimogamo-jinja, Kyoto, 2007
この視点は、身にまとう人の表面の情報を支配する洋服であっても、何を選び、どう着るかはその人の主体性によるという、ベイクルーズが主戦場とするファッションとも共通している。
何を「見て」、何が「見える」のか。本城直季が捉えた小さな地球を巡る旅へ出かけてみてはいかがだろうか。
◆本城直季写真展「Small Cruise」
【会期】開催中～2024年8月22日（木）
【場所】art cruise gallery by Baycrew’s（虎ノ門ヒルズ ステーションタワ ー3F SELECT by BAYCREW’S内）
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