京都の千總ギャラリーでは、写真家、米田知子の個展を「氷晶」開催中。会期は2024年12月15日(日)まで。
氷晶 IV(2013)gelatin silver print 35.4×28.4cm ©Tomoko Yoneda, Courtesy of ShugoArts
詩的な感性をたたえた情景の背後に、幾層にも重なる記憶を呼び起こす作品を撮り続けている米田知子。本展では、氷の結晶という自然界で綾なされる美とともに、自然の荘厳さや生のエネルギーの本質を捉えた作品を展示。
今年度の千總ギャラリーは、“ずれ”をテーマに展覧会を構築しており、一体あるいは一連に見えているものの背後には複数の要素があり、それらがずれながら存在していること。また、“ずれ”がもたらす変化や新たな展開に目を向けている。
同じような構造が続く氷の結晶にフォーカスした今回の米田の個展も、この“ずれ”というテーマと深く共鳴。自然が起こす奇跡は、変化が呼応し連鎖し、さらに新しい変化を生み出すという、わたしたちを取り巻く流れを想起させる。
地下鉄「烏丸御池駅」より徒歩3分と、アクセスも便利な千總ギャラリー。観光やショッピングの合間に、ぜひ立ち寄ってみては。
◆米田知子個展「氷晶」
【会期】開催中~2024年12月15日(日)
【会場】千總ギャラリー〈ギャラリー2〉 (京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 千總本店)
【開館時間】10:00~17:00
※水曜休館
※入場無料
※開館日・開館時間は千總本店の営業時間に準じる
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