1980年代アメリカを代表するアーティストの一人、キース・ヘリングの大規模な個展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」が、茨城県近代美術館にて開催される。会期は2月1日(土)から4月6日(日)まで。


Photo by ©Makoto Murata
「アートはみんなのために」という信念のもと、地下鉄駅構内での制作活動を皮切りに、絵画、彫刻、また舞台セットやポスターの制作など多彩な分野で精力的に活躍。明るくポップなイメージの作品を残し、今なお世界中から愛されているキース・へリング。


《無題(サブウェイ・ドローイング)》 1981-83年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation


《イコンズ》 1990年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
本展では、駅構内の広告板に貼られた黒い紙にチョークでドローイングを描き、アートの民主化を実現するきっかけとなった《無題(サブウェイ・ドローイング)》 や、最もポピュラーなモチーフのひとつである「ラディアント・ベイビー」を含む《イコンズ》をはじめ、日本初公開となる貴重なドローイングなど初期から晩年までの約150点を展示。愛と平等、社会的格差や反アパルトヘイト、エイズ予防など、アートを通じて訴えてきた彼のメッセージを探る。


『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット 1985年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
会場内は「スペシャル・トピック キース・ヘリングと日本」を除き、来館者による写真撮影が可能(動画は不可)。また特設ショップでは、展覧会のロゴや、へリングの作品があしらわれた特別なグッズや、お土産にぴったりなお菓子などのオリジナルグッズも販売される。


楽しさで頭をいっぱいにしよう!本を読もう! 1988年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後までアートで闘い続けたキース・ヘリング。時空を超えて現代社会に生きる我々の心を揺さぶる作品を、その目に焼き付けてほしい。
◆「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」
【会期】2025年2月1日(土)~4月6日(日)
【会場】茨城県近代美術館(茨城県水戸市千波町東久保666-1)
【開館時間】9:30~17:00(入場は16:30まで)
【休館日】月曜日 ※ただし2月24日は(月・祝)は開館
【入場料】一般 1,360円、満70歳以上680円、高校生 1,130円、小中生 550円
※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方および付き添いの方(1名)は無料
※春休み期間を除く土曜日は高校生以下無料
※2月1日(土)は満70歳以上の方は無料
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