春風が吹き抜ける季節、特別な空間で花の息吹を感じるひととき。2025年4月12日・13日、京都・瑠璃光院で開催される「緑蔭花」花会は、まさにその贅沢な瞬間を堪能できるイベントだ。この春の特別拝観プレオープンイベントでは、花人・横川志歩氏が手掛ける「なげいれ」の花の世界が繰り広げられ、瑠璃光院の美しい空間と調和しながら、来場者を深い静寂とともに心に残る感動へと導く。


横川志歩 — 花の世界に命を吹き込む花人
横川志歩氏は、2006年に花人・川瀬敏郎氏に師事し、「なげいれ」の花を学び始めたことから、その花道のキャリアをスタート。東京都内・市ヶ谷にて「緑蔭花 横川志歩 なげいれ花の教室」を主宰し、各地での講義や稽古を行う他、ミシュラン獲得店や帝国ホテルなどでのいけこみ、さらには美術イベントにも参加するなど、広範な分野でその技を披露。花を通じて、日本文化の美を現代に受け継ぎながら、静寂と動の美を表現し続けるその姿勢は、業界内外から高い評価を得ている。
「緑蔭花」花会 — 花が奏でる静かな語り
「緑蔭花」花会では、横川氏が、茶花を原点とした自然の花のありのままの姿をいかす「なげいれ」の手法で、瑠璃光院の春の風景に溶け込む花々を生ける。瑠璃光院の静寂な雰囲気に包まれ、花と共に過ごす時間は、ただの観賞にとどまらず、心の中で花が語りかけてくるような体験となることだろう。


瑠璃光院 — 歴史的な名庭園と花の饗宴
比叡山の麓に位置し、四季折々に色づく景観が古来より人々を惹きつける京都・八瀬。この地にあり、春と秋には多くの人々が訪れる名所となっているのが、無量寿山光明寺 京都本院 瑠璃光院だ。
瑠璃とは、極楽浄土を飾る七宝の一つである浄土の色。種々の楓が繁茂する深山の地に、幾重もの苔に覆われ清らかな泉が湧く。その主庭全体がまさに瑠璃色に輝かんとする様子から「瑠璃光院」という寺号がつけられた。特に春には、庭一面に広がる新緑と共に、色とりどりの花々が咲き誇り、圧倒的な美の世界を堪能できる。
青もみじの新芽が美しい瑠璃光院の特別な花会で、心に残る瞬間を過ごしてはいかがだろか。


◆「緑蔭花」花会概要
【会期】2025年 4月12日(土) 12時30分~17時 、4月13 日(日) 10時~15時 ※各日共に入場は閉場30分前まで
【拝観料】2,000円
【会場】瑠璃光院 京都市左京区上高野東山55 (叡山電車「八瀬比叡山口」下車、徒歩12分) 075-781-4001
※瑠璃光院に駐車場はございません。 ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。
【お問い合わせ】 緑蔭花|横川志歩 なげいれ花の教室
https://nageire.jimdofree.com/ ウェブサイト内の問い合わせ欄よりご連絡下さい。
Instagram :@shiho_yokokawa
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