Events

【開催中~9/7(日) 京都府・京都市京セラ美術館】

2025.7.18

草間彌生、初の大規模版画展「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―」

京都市京セラ美術館にて、世界的前衛芸術家・草間彌生の版画の世界を紹介する展覧会『松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―』が9月7日(日)まで開催中。現在は、7月よりスタートした全点入れ替えの後期展示が公開中だ。


《帽子(Ⅰ)》 Hat (Ⅰ) 2000年(後期展示) 《帽子(Ⅰ)》 Hat (Ⅰ) 2000年(後期展示)

水玉や網目で知られる草間彌生の作品は、空間を覆い尽くすようなスケール感と、増殖していくような圧倒的なエネルギーで世界中を魅了してきた。それは空間インスタレーションにとどまらず、版画という複製芸術の中にも息づいている。


《靴をはいて野にゆこう》 Going to the Field with Shoes On 1979年(後期展示) 《靴をはいて野にゆこう》 Going to the Field with Shoes On 1979年(後期展示)

本展は、そんな草間芸術のもうひとつの側面である“版画”に焦点を当てた初の大規模展。靴やドレス、帽子、レモンスカッシュといった日常のモチーフが、彼女の代名詞である水玉や網目と融合し、画面の中で豊かな生命力を放つ。


《波(1)》 Waves (1) 1998年(後期展示) 《波(1)》 Waves (1) 1998年(後期展示)

展示されているのは、草間の故郷・長野県松本市の松本市美術館が所蔵する貴重な版画作品に、作家蔵の作品を加えた約330点。その中には、2004年から約4年をかけて制作され、近年の躍進の起点となったシルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズや、江戸時代の浮世絵の制作技術を継承する版元と前衛芸術の「共創」で実現した富士山の木版画連作も。初期から近年の代表作まで、草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡を体感できる内容となっている。


水玉や網目の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画との出合いは、必然だったのかもしれない──。そんなことに思いを馳せながら、色や形の広がりに身をまかせてみてはいかがだろうか。

 

◆「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―」
【会期】開催中~2025年9月7日(日)
【休館日】月曜日(ただし7/21、8/11は開館)
【開場時間】10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
【会場】京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
【入場料金】一般 2,200円、大学・高校生 1,400円、中・小学生 600円、ペアチケット 4,000円

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。

Events

2025.11.9

【オークラ東京】中国料理をけん引する4名のシェフによる「至高の美食饗宴―上海料理フェ…

Events

2025.11.3

奈良・天理で初開催「天理 倉の耕流祭」。扉をひらき、未来を耕す

Events

2025.10.9

一夜限りの大人のハロウィンイベント「Halloween Night “Black & Amber”」

Events

2025.10.8

「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル ー ハイジュエリーが語るアール・デコ」

Events

2025.10.4

茶道・アート・美食が街を彩る銀座の秋まつり「オータムギンザ2025」

ページの先頭へ

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。