泉屋博古館東京にて、現代マイセンを代表するアーティスト、ハインツ・ヴェルナーの創作世界に迫る特別展「巨匠ハインツ・ヴェルナーの描いた物語 ―現代マイセンの磁器芸術」が、2025年8月30日(土)より開催される。
《梅樹竹虎図大皿》 マイセン 18世紀 愛知県陶磁美術館蔵
ヨーロッパで初めて硬質磁器の焼成に成功した、ドイツの名窯マイセン。歴史ある名陶に現代的な息吹を吹き込んだのが、ハインツ・ヴェルナーだ。
《アラビアンナイト》コーヒーサービス マイセン 1967年頃~ 個人蔵 装飾:ハインツ・ヴェルナー 器形:ルードヴィッヒ・ツェプナー
彼は、「アラビアンナイト」「サマーナイト」「ブルーオーキッド」など、現代マイセンを代表する作品のデザインを手がけ、世界中の愛好家を魅了してきた。
《ほら吹き男爵(ミュンヒハウゼン)》コーヒーサービス マイセン 1964年頃~ 個人蔵 装飾:ハインツ・ヴェルナー 器形:エアハルト・グローサー、アレクサンダー・シュトルク、ルードヴィッヒ・ツェプナーの共作
会場では、ヴェルナーが手がけたティー&コーヒーサービス、陶板画(プラーク)など、初期から晩年に至る代表作を一堂に展示。磁器という限られた空間に、色彩と想像力と思想を凝縮させた作品には、東洋の陶磁文化からの影響や、神話・文学への深い造詣、そして色彩と線が織りなす詩的な構成力が感じられる。
ティターニアとツェットル 《サマーナイト》ティーサービスより マイセン 1974年頃~ 個人蔵 装飾:ハインツ・ヴェルナー 彫像:ペーター・シュトラング
磁器芸術に新たな息吹を吹き込んだ巨匠ハインツ・ヴェルナー。その軌跡と魅力を、この機会に体感してはいかがだろうか。
◆特別展 巨匠ハインツ・ヴェルナーの描いた物語 ―現代マイセンの磁器芸術
【会期】 2025年8月30日(土)~11月3日(月・祝)
【会場】泉屋博古館東京(東京都港区六本木1-5-1)
【開館時間】11:00~18:00(金曜は19:00まで)
※入館は閉館30分前まで
【休館日】月曜および9月16日(火)、10月14日(火)
※9月15日(月・祝)、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)は開館
【観覧料】一般 1,500円、学生 800円
※18歳以下無料
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