横山大観の作品をモチーフに作られた白砂青松庭をはじめ枯山水庭など、6つの庭園が設けられている

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足立美術館で感じる名画と名園の調和

2019.7.1

5万坪の庭園が魅せる夏と秋。足立美術館で「美人画」展と「明治・大正・昭和の日本画」展を開催

横山大観の作品をモチーフに作られた白砂青松庭をはじめ枯山水庭など、6つの庭園が設けられている

島根県安来市にある足立美術館は、近代日本画のコレクションの素晴らしさはもとより、その広大な日本庭園の美しさもまた有名である。米国の日本庭園専門誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』のランキングで16年間ナンバー1に輝くなど、海外での評価・人気も高い。

 

地元出身の実業家・足立全康が、“庭園もまた一幅の絵画である”という信念のもと、5万坪の敷地内に造り上げた6つの庭園は、四季折々にさまざまな表情を見せ、来館者に大きな感動を与えてくれる。四季の美に触れながら、横山大観など錚々たる日本画の名作を鑑賞できるのが足立美術館だ。

上村松園「娘深雪」大正3年(1914)足立美術館蔵 上村松園「娘深雪」大正3年(1914)足立美術館蔵

上村松園「娘深雪」大正3年(1914)足立美術館蔵


夏から秋、同館で開催される2つの特別展を紹介したい。まず6月から8月まで開催されている特別展「美人画 うるわしき女性美の世界」は美人画の巨匠、上村松園の没後70年を記念して同館がコレクションしている上村松園の作品や、鏑木清方、伊東深水など美人画の名作が揃うほか、島根県出身の画家、石本正の裸婦像も公開する。

横山大観「無我」明治30年(1897)足立美術館蔵 横山大観「無我」明治30年(1897)足立美術館蔵

横山大観「無我」明治30年(1897)足立美術館蔵

8月末から11月末まで開催されるのは「<改元記念>名画でふり返る 明治・大正・昭和の日本画」展。同館が所蔵している日本画コレクションから、明治、大正、昭和を代表する名画をピックアップし、それぞれの時代を日本画で振り返る特別展だ。横山大観、菱田春草、竹内栖鳳、安田靫彦など36点が一堂に会する貴重な機会となっている。

 

日本文化を象徴する絵画と季節ごとに見せる庭園の美しさ。そのどちらも楽しめる足立美術館を訪れてみたい。

◆「美人画 うるわしき女性美の世界」
2019年6月1日(土)〜8月30日(金)

 

◆「<改元記念>名画でふり返る 明治・大正・昭和の日本画」
2019年8月31日(土)〜11月30日(土)
足立美術館
島根県安来市古川町320
開館時間 4月~9月:9時〜17時30分 10月~3月:9時~17時 年中無休(新館のみ展示替えのため休館日あり)
入館料(税込):大人2,300円、大学生1,800円、高校生1,000円、小中学生500円 ※団体割引あり
http://www.adachi-museum.or.jp/

 

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