立木がライカを手に街を歩いて「切り撮った」、都会の一断面。ライカギャラリー東京で発表される。Photography by Tatsuki Yoshihiro

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モノクロームで「切り撮る」一瞬の永遠

2019.8.15

東京で見るか京都で見るか。2つのライカギャラリーで立木義浩の写真展

立木がライカを手に街を歩いて「切り撮った」、都会の一断面。ライカギャラリー東京で発表される。Photography by Tatsuki Yoshihiro

半世紀以上にわたって写真界をリードしてきた立木義浩が、ライカMモノクロームで撮り下ろしたスナップ・ショットの数々。立木自身が厳選した作品を集めた写真展が、東京および京都のライカギャラリーで、8月下旬から12月初めまで開催される。東京、京都のそれぞれのギャラリーで、異なる作品が展示されるのも話題となっている。

 

写真展のタイトルは「まばたき」。立木がライカを手に街を歩き、まばたきするように無心で「切り撮った」スナップ・ショットだ。まばたきは一瞬の永遠。目を閉じた刹那に刻まれる一瞬が永遠になったとき、ありふれた風景が饒舌に語り出す。その写真を目にしたとき、人はこの世界がもっと美しく、もっと面白いと気づくに違いない。


見慣れた光景に思わぬ瞬間が存在する。ライカギャラリー京都で発表される代表作品。Photography by Tatsuki Yoshihiro 見慣れた光景に思わぬ瞬間が存在する。ライカギャラリー京都で発表される代表作品。Photography by Tatsuki Yoshihiro

見慣れた光景に思わぬ瞬間が存在する。ライカギャラリー京都で発表される代表作品。Photography by Tatsuki Yoshihiro

スナップ撮影に臨むとき、立木はテーマやコンセプトを考えないという。作り上げたイメージに固執すると、目の前で起こっている美しいものや面白い瞬間に鈍感になってしまうからだ。直感でシャッターを切る。立ち上がってきた写真を見て、「こんな画が取れていたのか」と自分自身が驚く。予期せぬ瞬間との出合いが、スナップの最も魅力的で面白いところだと語る立木。日本を牽引する写真家の「切り撮る」一瞬かつ永遠を、自身の永遠としても焼きつけたい。

◆立木義浩写真展「まばたき」

ライカギャラリー東京(ライカ銀座店2F)
東京都中央区銀座6-4-1 03-6215-7070
2019年8月23日(金)〜2019年12月4日(水)
11:00〜19:00 月曜休館
展示作品 スナップ・ショットのモノクローム作品 14点

 

ライカギャラリー京都(ライカ京都店2F)
京都府京都市東山区祇園町南側570-120 075-532-0320
2019年8月24日(土)〜2019年12月4日(水)
11:00〜19:00 月曜休館
展示作品 スナップ・ショットのモノクローム作品 15点

https://jp.leica-camera.com/

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