気泡を含んで深い海の底を思わせる“小谷ブルー”の瓶。気泡を含んで深い海の底を思わせる“小谷ブルー”の瓶。

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深く温かい“小谷ブルー”の魅力を知る

2019.9.9

写真集「倉敷ガラス 小谷眞三」がひも解く、生活の中で輝く倉敷ガラスの美

気泡を含んで深い海の底を思わせる小谷ブルーの瓶。

取材で訪れた倉敷で小谷眞三に出会い、その仕事ぶりや人柄に惹かれたファッションフォトグラファーの赤尾昌則。何度も彼の元へ通い、その作品や制作の様子をカメラに収めたその成果は、2冊組の写真集「倉敷ガラス 小谷眞三」(小学館刊)として結実した。上巻は、コレクターや美術館などを巡って撮り集めた倉敷ガラスの作品集、下巻には倉敷民藝館初代館長の外村吉之介との交流や、棟方志功が切望したグラスの話など、エピソードがまとめられている。有名な“小谷ブルー”の作品も、その深い青色や気泡の1つ1つまでを精細かつ軽やかに収め、観る者へその魅力を余すことなく伝えてくれる。

宙吹きガラスならではの自然なゆがみのあるフォルム、艶やかな赤が魅力的な香水瓶。 宙吹きガラスならではの自然なゆがみのあるフォルム、艶やかな赤が魅力的な香水瓶。

宙吹きガラスならではの自然なゆがみのあるフォルム、艶やかな赤が魅力的な香水瓶。


クリスマスツリーのオーナメントを作る職人だった小谷眞三が、グラスや瓶などの生活用品を作り始めたのは、外村吉之介らに「コップを吹いてくれないか」と依頼を受けたことがきっかけだったという。健やかで素朴な美しさをたたえる小谷の倉敷ガラスは、民藝運動と関係の深いイギリス人陶芸家のバーナード・リーチや、版画家の棟方志功など、熱狂的なファンに愛されて高評価を受けた。特に、独特な青に発色した作品は“小谷ブルー”と称され世界的にも知られるところとなったが、小谷自身はひとり、工房にこもって黙々とガラスを吹き続けたという。

ファッションフォトグラファー赤尾昌則が足繁く倉敷へ通い、小谷の人物像に迫る写真の数々も見所。 ファッションフォトグラファー赤尾昌則が足繁く倉敷へ通い、小谷の人物像に迫る写真の数々も見所。

ファッションフォトグラファー赤尾昌則が足繁く倉敷へ通い、小谷の人物像に迫る写真の数々も見所。

赤尾昌則が撮り下ろしたガラス作品をまとめた上巻と、小谷眞三の人柄や仕事ぶりを紹介した下巻の2冊組。 赤尾昌則が撮り下ろしたガラス作品をまとめた上巻と、小谷眞三の人柄や仕事ぶりを紹介した下巻の2冊組。

赤尾昌則が撮り下ろしたガラス作品をまとめた上巻と、小谷眞三の人柄や仕事ぶりを紹介した下巻の2冊組。

唯一無二の作品たちに真摯な姿勢で向き合い撮り下ろされた写真からは、作品が持つ温かさがダイレクトに伝わって来る。写真集のページをめくるたびに、レジェンドと呼ばれる小谷眞三の手仕事に触れ、倉敷ガラスの素朴な美しさに魅了されることは間違いない。

倉敷ガラス 小谷眞三 /赤尾昌則 撮影
本体21,600円(税込)/小学館刊
A4判変型 上製本 ケース入り クロス貼り2冊セット
購入申し込みは kurashikiglass201908@shogakukan.co.jp まで

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