宮崎県都城市の農園で生産されるライチをご存知だろうか。南国フルーツであるライチは鮮度が落ちやすいデリケートな果物のため、日本では生のライチが流通することがほとんどなかった。その希少な国産生ライチが、宮崎県の温暖な気候とマンゴーで培った果樹栽培のノウハウを駆使して近年生産されている。農業法人BONNOUが手がける品種「太陽の真珠」と「月の真珠」が数量限定で予約販売を始めた。


左:フレッシュなライチは、スイーツにも負けない甘みやプルンとした食感。
右:食後のデザートとして味わうだけではなく、ワインのお供としても魅力的。
「太陽の真珠」は、協力農家と共にライチ栽培の研究を重ね、2018年より販売を開始した無農薬の国産ライチ。糖度は18.5以上という甘みと爽やかな酸味がバランスよく、旨みの濃い生ライチだ。サクッとした食感のあとから、ジューシーな甘さが広がる。
また、昨年までは「みやざき生ライチ」として販売していた品種は、2020年から「月の真珠」として発売がスタート。最も大きなものでゴルフボール以上もあるという食べごたえのある果実は、プルプルとした感触で、酸味がほとんどないあっさりとした味が好評だ。


氷水などで皮付きのまま冷やすのもおすすめの食べ方。
気温5℃から35℃で生育するのが適温といわれるライチ。温暖な気候の宮崎で、繊細な温度や水、土壌管理と栽培研究の賜物として結実した甘くふくよかな味は、毎年6月から7月までしか収穫できない希少なもの。すでに始まっている予約受付は5月中旬頃までを予定しているとのこと。貴重な国産生ライチが実る初夏の到来が待ち遠しい。
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