日本の織物文化を牽引してきた織物メーカー、川島織物セルコンが、着物に着用する「帯」のリユース品の販売を目指すサステナブルプロジェクトを開始。その取り組みのトライアルとして、訳あって納品されなかった帯や、織り上がってから一定期間経過した未使用の帯など約100本を、 2021年12月24日(金)までオンラインにて限定販売している。


昨今は和装の機会も減り、新品のまま使われず役目を終える帯も少なくない。そんななか、眠っている価値の高い帯を必要としているユーザーへ届けることで、希少な伝統技術の継承と着物文化の存続に貢献したいとの思いから、本プロジェクトを立ち上げたという。また、従来の和装品の中古販売とは一線を画した循環型モデルの構築を目指しており、今後は家庭に眠る貴重な帯を回収し、点検・修理、責任を持って再販することも視野に入れているとのこと。
コンピューターで帯のデザインを作成することが主流となった今、美しい線ではあるものの、何か物足りないと感じる人も多い。それ故、手描でデザインされた昔の帯には、現代のものとはひと味違う魅力が見つかるはずだ。
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