懐石料理と鉄板焼きの二つの顔を持つ店として2022年5月にオープンして以来、人気を集めている「SHARI 赤坂」。地下鉄千代田線の赤坂駅から徒歩2分という好立地にある。輝く「SHARI」の看板が目印の入り口から階段を降りて店内へ入ると、そこは表通りとは別世界。グレーを基調にしたシックで落ち着いた空間が広がっている。喧騒とは無縁の静けさで、訪れた人は皆、この場所にこんなに心が休まる場所があることに驚くに違いない。
この店で懐石料理の料理長を務めるのは、玉田慎介氏。この道30年以上のベテランだ。「新しいメニューを考える時には、いつも突き抜けるような驚きのある美味しさと見栄えの良さを意識しています。美味しいだけなら、当たり前ですから」と語る。
この言葉通り、名物メニュー「フォアグラ茶碗蒸し トリュフの香り」は、蓋を開けた瞬間にトリュフの香りに魅了され、フォアグラを加えた茶碗蒸しの濃厚で贅沢な味に一瞬でリッチな気分に。同じく名物メニューの「天然鮮魚のお造り」は、竹皮と季節の木の葉で飾られた大変美しい一皿。オリジナルの香り高い山山椒醤油で食すると、お造りが他にはない独創的な美味しさになり、新しい発見がある。


名物メニュー「フォアグラ茶碗蒸し トリュフの香り」。トリュフの香りとコク、茶わん蒸しのなめらかさが同居する。


竹皮をあぶった香りと美しいプレゼンテーションに心がときめく「天然鮮魚のお造り」。
鉄板焼きを担当するのは、同じく30年以上のキャリアを持つ渡辺ム玄料理長。厳選した高級黒毛和牛フィレステーキをメインにしたコースを提供する。鉄板焼きの専用スペースで渡辺料理長の見事な手さばきを見ながら、料理を味わえるのもこの店の醍醐味だ。元々洋食のシェフだった渡辺料理長と和食の玉田料理長がアイデアを出しあうことで、新しい味が生まれることも多いという。懐石と鉄板焼きという二刀流の店のメリットはこんなところにもあるようだ。
店名の「SHARI」は舎利、つまりお米のことで、この店のこだわりの一つを表している。使っているお米は岐阜県飛騨地方の高級ブランド米「龍の瞳」。なかなか手に入らない特別流通米である。一粒が普通のお米の2倍近い大きさで、甘みが強いのが特徴。締めに供される土鍋で炊いたこのお米の味も忘れられなくなる美味しさだ。
お料理とともに気になるのはどんなドリンクが用意されているかだが、日本酒やワイン、焼酎、ウイスキーまで豊富に取り揃えているので、接待などでも安心だ。日本酒、焼酎、そしてワインの品揃えも的を得たセレクトぶりで、選ぶ楽しみがある。


個室も充実。大切な方のおもてなし、家族の集まりにもぴったり。


赤坂の街を探検しながら、千代田線赤坂駅、丸ノ内線赤坂見附駅からも歩いて数分で着く便利な場所。
店内には個室が3部屋(6名用1部屋と8名用2部屋)、鉄板焼き専用のスペース(7名用)が1部屋、カウンターが6席ある。会食なら個室、親しい友人とカウンターで気楽に、と用途に合わせて使い分けできる。カウンターと鉄板焼きスペースは、料理長の仕事を間近で見て、会話もできる特等席。個室は静かに会食を楽しめる大人のための空間だ。接待で利用する人が圧倒的に多いとのことだが、家族でのお祝いの会や友人たちとのちょっと贅沢な食事会など、プライベートタイムでの利用もぜひおすすめしたい。心も舌も満足させてくれる、まさに大人のための隠れ家である。
◆SHARI 赤坂
東京都港区赤坂3₋6-20 地下1階
050-5443-5169
17:00~23:00(22:00LO)
定休日:なし
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