天保14年創業の川島織物セルコンと、着物スタイリスト・DJとして活躍するマドモアゼル・ユリアとのコラボレーション シリーズ「Yulia To Kawashima」より、新作のなごや帯が登場。オンラインショップでの販売がスタートした。


左より 紹美唐花文(淡ピンク)、紹美唐花文(水)、彩華格子文(銀ネズ×墨格子)、彩華格子文(淡白茶×濃緑格子)
※受注生産品のため、商品の引渡しは入金確認から2か月後となります。
「Yulia To Kawashima」は、川島織物セルコンのアーカイブの中からユリア自身が図案を選び、“アンティークの再現” を目指しリデザインする企画。コラボレーション第二弾となる今回は、明治期の和洋折衷のバランスに魅了される「紹美唐花文(しょうびからはなもん)」と、格子に華文をあしらった「彩華格子文(さいかこうしもん)」の2柄を展開。


紹美唐花文 ¥130,000(受注生産品。仕立て代・送料込) Photo:Satomi Yamauchi
「唐花唐草」と、“縁を結ぶ”、“人と人を結ぶ”などの意味をもつ「組み紐」が複雑に絡み合う様子を描いた「紹美唐花文」。明治時代の帯地見本裂「冨貴紋」を元に、⻄洋の装飾裂にみられるモダニティを加え、複雑な表情を見せる地紋に繊細な上柄を折り上げた。


彩華格子文 ¥98,000(受注生産品。仕立て代・送料込) Photo:Satomi Yamauchi
明治時代の帯地見本烈「翁格子飛龍」にインスパイアされた「彩華格子文」は、太い格子の間に細い格子を入れた翁格子の上に、花丸文や鳳凰菱文をあしらったスタイリッシュなデザイン。翁格子は太い線が翁、細い線が孫を意味するとされ、翁が大勢の孫を持つことから子孫繁栄を表すおめでたい柄と言われており、祝いの席から普段着まで幅広く着用できる。


Photo:Satomi Yamauchi
どちらの帯も季節を問わずさまざまな着物とコーディネートしやすく、また上質なシルクを使用しているため、合わせる着物によってはちょっとしたパーティなどにも纏えるのが魅力だ。
正統派でありながらファッション性も兼ね備えた2種のなごや帯。ユリアの卓越したセンスが光るデザインは、着物コーディネートの幅を広げてくれるに違いない。
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