世界遺産・熊野古道のメインルートである中辺路沿に佇む1棟貸し宿「SEN.RETREAT TAKAHARA」に、フィンランド式サウナ「Kumanoko Sauna」がオープン。1月28日(土)より営業がスタートした。


標高300mの山の上にあり、周辺一帯に公共の水道が通っていない「SEN.RETREAT TAKAHARA」。まさに秘境というべきこの地に「熊野古道を歩いた後にサウナと水風呂で整う」という新たな巡礼文化の創出を目指して誕生した「Kumanoko Sauna」。ここでは、大自然の中で外気浴を行ったり、露天の水風呂に入ったりと、心身のリトリート体験が叶う。


サウナは、すでに温められている中に入る一般的なサウナとは異なり、薪割りや火入れなどをゲスト自身が一から作り上げるもの。1組限定の貸切宿なので、旅のパートナーと会話をしながら入ったり、ごろりと横になったり、好きなスタイルで楽しむことができる。サウナの横には、和歌山県名匠にも表彰された地元の桶職人が手がけた露天の水風呂が用意され、サウナと水風呂のサイクルを存分に堪能できるのも魅力だ。




禅や瞑想のように”無になる瞬間”が生み出されるようにと、サウナ内の照明は控えめに設定。家族や仲間と一緒にいながらも、ほの暗い室内でストーブの火を見つめることで、自分自身と対話する時間を持てる空間となってる。
「よみがえりの地」として信仰を集めた熊野と、心と身体を「ととのえる」サウナ。相通じる部分を有している2つを融合した「Kumanoko Sauna」。熊野古道を数時間トレッキングして、サウナと水風呂に入って整い、翌日また古道の続きを歩く――“歩いて整う”という新たな巡礼のスタイルが、ここから生まれそうな予感だ。
◆Kumanoko Sauna
【住所】和歌山県田辺市中辺路町高原1966 SEN.RETREAT TAKAHARA敷地内
【TEL】0739-64-0556
【料金】19,000円~/1人(6名様利用時)
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