三重県産の原料にこだわり、機械設備に依存しない伝統的な酒造りを大切にする元坂酒造から、ホタルが訪れた年にだけ製造される日本酒「KATARU HOTARU(語蛍)」が登場。現在オフィシャルサイトにて販売中だ。
「語蛍」の製造条件は、ホタルが訪れること。元坂酒造の取水地である宮川は清流日本一としても名高い日本屈指の清流であり、「語蛍」にはホタルが観測された年の水を「仕込み水」として酒造りに使用。2024年分は2023年6月7日にホタルの出現が確認できたため、製造・販売を決定した。
商品開発は、過去ミシュランガイドでもビブグルマンを獲得しているモダンベトナミーズĂn Cơmソムリエの梅村建之氏が監修を担当。口に含んだ瞬間からフィニッシュまで一貫して綺麗な透明感と瑞々しさがあり、お水のようにスルスルと飲み進められるお酒に仕上げている。6~7度に冷やして薄口の小ぶりなグラスで飲むと、お酒の特長をより感じやすいのでおすすめだ。
また、今年発売される2500本分の「語蛍」のボトルはすべてリターナブル瓶を使用するなど環境負荷を最小限にしながら製造されているほか、売上の一部は宮川の保全活動にも充てられるという。
日本酒づくりにもホタルの生息にも欠かせない“水”の重要性を伝え、日本の風景を後世へと残していくという想いが込められた「語蛍」。この取り組みをきっかけに、清流を守ることの大切さや、身近な水問題についても改めて考えてみたい。
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