家具のプロフェッショナルとして、オリジナル家具をはじめオーダー家具の制作を手掛けるコンプレックス ユニバーサル ファニチャー サプライが、名作家具の復刻シリーズ「Heritage Collection」を発表。その第一弾として、デザイナー剣持 勇がデザインしたチェア「No.80」、さらに建築家 村野藤吾がデザインした「MURANO MIYAKO LOUNGE CHAIR」および「MURANO MIYAKO THREE-SEAT SOFA」の3点が登場した。
本コレクションは、往年の建築家やプロダクトデザイナーが手がけた家具がもつ普遍的かつ美しい佇まいを未来に継承することを目的としたもの。今回復刻した家具は、いずれも公共施設や商業空間での使用に適した耐久性と構造を備えているほか、抑制の効いたデザインで空間全体の品位を保ちながら確かな存在感を放つ。
No.80（W630×D555×H680×SH405 AH588mm） 133,000円（税別）〜
剣持 勇（©︎剣持デザイン研究所）
剣持 勇が、日本で唯一曲げ木家具を専門とする秋田木工のために1964年にデザインした「No.80」は1991年に製造中止となったが、秋田木工に当時の金型が残されていたのをきっかけに今回の復刻が実現。ビーチ材特有のなめらかで緻密な木肌が曲げ木の優雅なフォルムを一層引き立て、時間とともに深みを増していく。
MURANO MIYAKO LOUNGE CHAIR（W690 ×D730×H665 SH375 AH470mm）280,000円（税別）〜
MURANO MIYAKO THREE-SEAT SOFA（W1825×D730×H665 SH375 AH470mm）528,000円（税別）〜
村野藤吾（©︎MURANO design）
都ホテル（現ウェスティン都ホテル京都）の設計に携わる中で、建物だけでなくホテル内の調度品もデザインした村野藤吾による「MURANO MIYAKO LOUNGE CHAIR」と「MURANO MIYAKO THREE-SEAT SOFA」。身体を優しく包み込むような心地よさはもちろんのこと、コンパクトなサイズと有機的なフォルムでどのようなインテリアにもなじみ、空間に調和をもたらす。
時代を超えた普遍性と機能性を兼ね備え、現代の生活環境にも新鮮に映る名作家具の復刻コレクション。今後の展開にも期待したい。
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