新潟県立万代島美術館は、「谷川俊太郎 絵本★百貨展」を2025年1月18日(土)から4月6日(日)まで開催する。
2024年11月、92歳で亡くなった詩人の谷川俊太郎氏は1960年代以降、さまざまな絵描きや写真家と200冊にも及ぶ絵本を作ってきた。ことばあそび、世界のありようを認識する手がかり、ナンセンスの楽しみ。そして生きることの面白さや大変さ、尊さ、死や戦争までをテーマにしたバラエティ豊かな絵本に共通するのは、読み手に対する谷川氏の希望の眼差しである。
東京会場 展示風景(撮影:高橋マナミ)
本展覧会では、約20冊の絵本を取り上げ、アートディレクター、映像作家、建築家など多彩なクリエイターとともに、絵本の原画、絵や言葉が動き出す映像、朗読や音、巨大な絵巻や書き下ろしのインスタレーションやアニメーション作品などを展示。絵本から絵や言葉が飛び出した新しい形で、子どもから大人まで誰もが楽しめる内容になっている。
『かないくん』(絵・松本大洋) ほぼ日 2014
最後のコーナーでは、「生」と「死」をテーマとする特別な絵本『かないくん』『ぼく』の展示や、谷川氏とイラストレーター・和田誠氏の共作絵本『あな』をイメージした立体的なベンチで、展示で紹介してきた絵本をじっくりと読むこともできる。
会期中は、記念コンサートやギャラリートーク、絵本の読み聞かせ会など関連イベントも開催する。
あなたも谷川俊太郎氏の絵本の世界を身体全体で体験してみてはいかが。
◆谷川俊太郎 絵本★百貨展
【会期】2025年1月18日(土)〜2025年4月6日(日)
【会場】新潟県立万代島美術館
【時間】10:00~18:00(観覧券の販売は17:30まで)
※休館日、観覧料など最新情報は公式ホームページで要確認
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