陶芸家・小野象平氏の個展「Kaiki-Borderless 2025-SHOHEI ONO」が、東京・表参道のCIBONE(シボネ)で、2025年2月2日(日)まで開催中だ。


今回は、“原点回帰”をテーマに、土本来の特性「土味(つちあじ)」を感じる、650点の作品を展示している。
高知県香美市で創作活動を続ける小野氏は、自ら山で土を掘り、釉薬(ゆうやく)の原料を一から作る器作りを実践している。小野氏が語る“原点回帰”とは、振出しに戻ることではなく、常に、超えていこうとするその魂に触れ、 そして手を動かし、火を焚き続けることなのだという。限界を超えて、土に圧を加え、焚き続けることによって土の中から噴き出す土味。 そして、金属と惑うような見たこともないメタリックな表情や、爆ぜるように噴出された鉄分の塊。 まさに、うつわの奇形や異形といわれるものを、この世に生み出していきたいという欲求にただただ、小野氏は向かっているのだ。


会場では、茶碗や湯呑みなど日常を彩るうつわから、アートピースのような存在感のある壺やリム皿といった新作まで、幅広く観賞することができる。
あなたも650点の「土味(つちあじ)」の中からお気に入りの1点を見つけてみてはいかが。
◆Kaiki-Borderless 2025-SHOHEI ONO
【会期】2025年2月2日(日)まで
【時間】11:00-20:00
【会場】CIBONE表参道(東京都渋谷区神宮前 5-10-1 GYRE B1F)
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。