絵本作家レオ・レオニの不朽の名作『スイミー』と、「甲州印伝(こうしゅういんでん)」の伝統を受け継ぎながら、現代に息づくものづくりを続ける印傳屋(いんでんや)がコラボレーション。小さな魚たちとスイミーを2色の漆で表現した、財布やポーチなどが登場。印傳屋直営店、および公式オンラインショップのほか、8月27日(水)まで開催されている「レオ・レオーニの絵本づくり展」のミュージアムショップでも販売されている。
「甲州印伝」は、江戸時代に誕生した鹿革×漆の革工芸。印傳屋の初代・上原勇七が、鹿革に撥水性と耐久性をもたせるため漆を塗ったのが始まりとされ、鹿革のしなやかさや漆の深み、模様に込められた吉祥の意匠などを通じて、日本人の暮らしと美意識を映し出してきた。
絵本作品 85H 小銭入(H5.5×W10×D2.5cm)4,620円
今回のコラボレーションでは、柔らかなグレージュの鹿革に、赤い魚たちと、群れを導くひときわ小さな黒い魚・スイミーを漆で表現。その愛らしい造形は、漆ならではの光沢と立体感によって生き生きと浮かび上がる。
印伝×「スイミー」コラボレーション商品 3,850円〜11,550円
展開されるのは、小銭入れやがま口、束入れ(長財布)、名刺入れ、パスケース、ポーチ、ミラーと、日常に寄り添う7種のアイテム。いずれもスマートに持ち歩けるサイズ感で、使い勝手も抜群だ。
絵本作品 束入 L(H8.5×W19×D1.3cm)11,550円
印傳屋の職人たちは、小さな魚たちの位置や密度をアイテムごとに変えながら、絵本が紡ぐ世界観を精緻に再現。そんな職人技で表現される『スイミー』の世界。時代や世代を超えて共感を呼ぶ“勇気”と“連帯”のメッセージが、手仕事の温もりとともに伝わってくるはずだ。
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