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日本の美と最新技術の競演が生み出す、エッフェル塔特別ライトアップ

2018.04.18

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国宝・尾形光琳「燕子花図屏風」を纏ったパリのエッフェル塔(写真はイメージ、石井幹子デザイン事務所およびI.C.O.N.,Paris提供)

フランス・パリでは、今年2018年7月から翌2019年2月までの約8ヶ月間にわたり、今世紀最大規模の日本文化博「ジャポニスム2018——響きあう魂——」が開催されます。

1858年は日仏修好通商条約が締結し、両国に外交関係が生まれた年。それから数えて今年2018年は、日仏友好160周年に当たります。これを機会に、日仏両政府の合意に基づいて開催されるのが、この「ジャポニスム2018」。歌舞伎、能、文楽などの伝統芸能から、現代演劇、ダンスなどの舞台公演、伊藤若冲や琳派、縄文、現代美術、建築などの展覧会、映画や漫画、アニメ、食文化などまで、幅広い日本文化・芸術を紹介する50以上もの公式企画が予定されています。

「ジャポニスム2018」のハイライトとも言うべきプロジェクトが、パリ・エッフェル塔の特別ライトアップです。今プロジェクトは世界的な照明デザイナーとして活躍する、石井幹子さん、石井リーサ明理さんが企画・プロデュースを担当。2018年9月13日(木)、14日(金)のふた晩、日没から25時まで、セーヌ川沿いにそびえ立つフランスの象徴・エッフェル塔が、日本の美を光というローブで纏います。

エッフェル塔で日本を題材とした演出が行われるのは、初めてのこと。「自由と美、そして多様性」をテーマに、国宝である尾形光琳の「燕子花図屏風」などの映像を含んだ合計10分間のライトアップ・プログラムが、日本の最新技術や機器を駆使してオリジナル・サウンドともに繰り返し上映されます。

このライトアップは、「松竹大歌舞伎」企画などが上演されるシャイヨー宮側をメインに投影されます。ここは、多くのパリ市民、観光客が行き交い、また集まる場所。日本に興味がある人も、これまではなかった人であっても、大勢の方々に無料で見てもらうことができます。

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照明デザイナー・石井幹子さん(左)、石井リーサ明理さん

2018年4月17日(火)に行われた記者発表会では、「広く、日本文化と日本の最新技術を知っていただける絶好の機会。また、日本人親娘によるクリエイションという珍しいケースであることも、見所のひとつだと思います」と語った石井幹子さん。また、娘である石井リーサ明理さんは、「エッフェル塔の構造上の特性を鑑みながらのライトアップは難しい部分も多々ありますが、二つ目のホームグラウンドであるフランスに、母国の美を紹介できることは、殊の外嬉しいですね」と話しました。

この3月に行われた現地実験では、大きな手応えを得たというおふたり。わずかふた晩のためだけに、パリに飛んでいきたくなる、「ジャポニスム2018」のエッフェル塔特別ライトアップは、そんな特別に強い魅力を持つプロジェクトなのです。

 

◆「ジャポニスム2018——響きあう魂——」エッフェル塔特別ライトアップ
場所:フランス・パリ、エッフェル塔
日時:2018年9月13日(木)、14日(金)の日没から25時まで
共催:独立行政法人国際交流基金
   ジャポニスム2018 エッフェル塔特別ライトアップ実行委員会
特別協力:パリ市、エッフェル塔運営会社
企画・プロデュース:石井幹子&石井リーサ明理
実施デザイン・制作:石井幹子&石井幹子デザイン事務所
          石井リーサ明理&I.C.O.N.,Paris