第二十一候(末候)竹笋生(たけのこしょうず)のイメージ

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第二十一候 立夏 末候「竹笋生」

2019.5.14

竹笋生(たけのこしょうず)
竹林を吹き抜ける風が心地よく、
青々とした新緑が目にも彩な頃。

日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された繊細な季節がある。

 

「今=ここ」にある季節を、コンテンポラリーに切り取ったビジュアル、そして季寄せ―――
季節の気配・花鳥風月・草木などの折々の自然に眼差しを向ける感性豊かな暦・歳時記を意識した日常ほど、贅沢なものはない。

2019年5月6日〜5月20日
二十四節気 / 立夏

 

二十四節気の最初の季節は二月初旬の立春。それから雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨を経て、七番目の季節となるのが立夏。夏はここから始まる。

 

七十二候では、立夏はさらに三つの季節に分けられる。第十九候(初候)蛙始鳴(かわずはじめてなく)5/6〜5/10(2019)、第二十候(次候)蚯蚓出(みみずいずる)5/11〜5/15(2019)、そして今回ご紹介する、第二十一候(末候) 竹笋生(たけのこしょうず)5/16〜5/20(2019)。

 

水辺からは蛙(かえる)の鳴き声が聞こえ始め、土の中から蚯蚓(みみず)が這い出してくる。広がる青空には、はためく鯉のぼり、遠浅の海辺では潮干狩り。一年で最も心地よい季節に吹く風は「薫風(くんぷう)」。そして「風薫る」五月と形容される。

第二十一候 立夏 末候
竹笋生(たけのこしょうず)

たけのこの柔らかな先端が、地面を持ち上げて顔をのぞかせている。
竹林の間を吹き抜ける風は、心地よく鼻腔をくすぐる。
青々とした新緑が目にも彩な、一年で最も美しい季節の到来。
春もきわまり、いつのまにか日差しも強まった。
風にそよぐ笹の葉の音に、夏の気配が立ち始める。

竹林の間を吹き抜ける風 竹林の間を吹き抜ける風

立夏の歳時記・季寄せ

二十四節気 / 立夏
七十二候 /
第十九候(初候)蛙始鳴(かわずはじめてなく) 5/6〜5/10(2019)
第二十候(次候)蚯蚓出(みみずいずる)5/11〜5/15(2019)
第二十一候(末候)竹笋生(たけのこしょうず)5/16〜5/20(2019)
 
気配:風薫る 花:つつじ 芍薬 杜若 
茶花:蔓日々草 矢車草 鉄線
色:青竹色 翡翠 柳葉色 青磁色 萌黄色 
襲(かさね)の色目:杜若(表-紫 裏-萌黄)つつじ(表-蘇芳 裏-青打)
行事:葵祭(京都・下鴨神社) 三社祭(東京・浅草神社)
料理:若竹煮 筍ごはん 菓子:柏餅 炙り餅 青楓 
魚貝:真鯵 あさり 野菜:たけのこ そら豆
星座:しし座 季語:薫風 余花 若楓 五月晴れ
俳句: 筍やずんずと伸びて藪の上(正岡子規)

Photography by Mai Kise
Video editing by Mei Tsukishiro(Park Sutherland)
Music by Yosuke Tsuchida


参考文献:『季語・歳時』 『二十四節気と暦』国立天文台 暦計算室 貴重資料展示室、『合本俳句歳時記第五版』角川書店、『日本の色辞典』紫紅社、『四季の暮らし美しい朝夕巻一四季の着物春・夏』講談社、『俳句でつかう季語の植物図鑑』山川出版社

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