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由布院温泉 玉の湯:「プレミアム温泉」vol.36 石井宏子

2016.04.30

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凛とした由布岳の風、穏やかに流れる時間

手書きのお品書きと竹の箸。華美ではありませんが、季節の花や実がそっと飾られた前菜は地元の野菜や地鶏の卵など、ひとつひとつ丁寧に仕上げています。実は夕食のメインディッシュは鴨鍋と決まっているわけではありません。チェックインの際に4種類のメインからリクエストをします。2人で泊まるなら、和牛の炭火焼と鍋を1種類がおすすめ。1人前でもたっぷりの量ですから、どちらもシェアしていいとこどりで楽しめます。

玉の湯は不思議な場所です。由布院の賑わいから、宿の敷地に一歩入るとその瞬間から穏やかで優しい空気に包まれます。この世界観が大好きです。全てが整った高級旅館かというと少し違う気がします。なんともいえない優しい空気、穏やかに流れる時間、凛とした由布岳からの風、のびやかな青竹の節をひとつひとつくぐり抜けていくような清々しい別世界への入口。回廊の奥にある部屋へたどり着く頃には、もうすっかり玉の湯時間の中で心がほどけているのです。

由布院はいたるところに温泉が湧いています。金鱗湖も温泉。寒い季節には湯気で霧がたちこめたようになります。玉の湯の温泉は弱アルカリ性単純温泉。透明でやわらかなお湯はそのまま眠ってしまいたいほどの心地よさ。大浴場には内湯と露天風呂があります。別荘のような雰囲気のお部屋。全室に木の内風呂があり、源泉かけ流しで入れます。

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